クラフトビール好きが絶対ハマる「シードル」

「シードル」といえば、リンゴから作られた発泡酒。

最近、日本にもクラフトの波が押し寄せつつあります。爽やかなリンゴの酸味とアロマが特徴。もちろんビールともスパークリングワインとも違うジャンルのお酒です。

が、ソムリエの吉川大智さんが激推しするシードルは、クラフトビールみたいなんです......って「どーゆーこと?」って思いますよね。詳しく教えてもらいましょう!

吉川大智(よしかわだいち)
世界40ヵ国200都市の酒場とワイナリーを旅した元バーテンダー。JSA認定ソムリエ。現在、多数のメディアにてコラムやエッセイを執筆するライターとして活動中。

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Instagram:@sukoburuwines

シードルのようでいて、
ビールにも近いアロマを楽しむ

©2020 NEW STANDARD

先にお伝えした通り、「シードル」とは、リンゴを原料にした発泡酒の総称。

発泡性のものが主流だけど、スティルタイプ(炭酸なし)なんてものもある。アルコール度数は2〜9%ほどと飲みやすく、普段お酒をあまり飲まない人にも親しみやすい。味わいも甘口からドライな辛口まで幅広く、産地や造り手によって千差万別。

イギリス、フランス、スペインが三大産地とされているけど、近年はアメリカ西海岸やオーストラリアでの市場が伸びている。

さて、今回ここに紹介するシードルは、オーストリアの「Hopfel(ホプフェル)」。

ビールを作るうえで欠かせない原料「Hop(ホップ)」と、ドイツ語でリンゴを意味する「アプフェル(Apfel)」を組み合わせた造語。名前の通り、リンゴの爽やかな酸味とホップ特有のアロマが巧みに融合した一本だ。

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ゲオルギウム/ホプフェルNV

産地:オーストリア
タイプ:発泡性シードル
味わい:フルーティな辛口
アルコール度数:4%
価格:2400円前後

「リンゴとホップ」が織りなす
爽やかなアロマにハマる!

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「ホプフェル」最大の特徴は、ざっくりいうと複合的なアロマにある。

グラスに注ぐと、活きいきとしたフレッシュなリンゴの香りがまず広がる。そして、泡が落ち着いたころ、今度はゆっくりと鼻を近づけてみる。すると、グレープフルーツの皮を彷彿させるような柑橘系のほろ苦いアロマをほんのりと感じることができる。

アメリカ発祥のホップ「カスケード」と一緒に発酵・熟成させることによって実現したこのアロマは、まるでクラフトビールを飲んでいるかのような感覚。アルコール度数4%とやさしめなのも嬉しい。ビールの苦味が好みでないって人でも「ホプフェル」ならフルーティな後味にきっとハマるはず。

ジャンクフードでも
好ペアリングしてしまう

フルーティな辛口でアロマはクラフトビール。とくれば、幅広い料理とペアリングできそうだけど、なかでも「から揚げ」や「フィシュアンドチップス」のようなジャンクフードとの相性は抜群。「魚介のフリット」や「ベニエ」なんかも。揚げものの油分をさっぱり爽やかにしてくれるうえ、ホップのアロマとのマッチングもGOOD。

で、飲むシーンはといえば、休日の昼間がドンピシャ!

肩肘張らずにカジュアルに楽しめるのがシードルのいいところ。次の家飲みは、お気に入りのファーストフードや惣菜とともに「ホプフェル」を試してみて。

 

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