ほとんどの人が知らない、ビールに関する「6つの雑学」
食べもの、飲みものに関わらず、どんな世界にも専門用語はありますが、もちろんそれはビールにも。
ここで紹介するのは、ビールを表現する時に必要な用語や、ビアパブ、ビアバー独特の用語。バーやレストランで聞き慣れない言葉が出てきても、もう大丈夫。専門用語を巧みに使いこなして、いまや“飲む”以外の領域にも広がっているビールを楽しみましょう。
01.
お得に楽しめるよくばりセット
「ビアフライト」
「ビアフライト」とは、テイスティングセット、あるいは飲み比べセットのこと。通常よりも量が少なめのグラスで提供され、3〜4種類のビールがセットになっています。価格設定も比較的安価。取り揃えが豊富なお店で、色々なビールを飲んでみたい人にはとてもありがたいサービスです。
02.
お店で絶対言っちゃいけない
「オフフレーバー」
およそ1,500種類以上の化学成分から成り立っているといわれているビールは、高温や光に晒されると、化学成分が変化を起こし、嫌な臭いに変わります。このビールにあってはならない臭いのことを指すのが「オフフレーバー」という言葉。種類としては、「クリームコーンのような臭い」や「濡れた段ボールのような臭い」、「スカンクの臭い」など。
03.
見たことのある人も多いはず!
「タップ」
「タップ(TAP)」とは、ビールを注ぐ蛇口のこと。樽詰めのビールを提供しているお店では、樽にタップが対応しています。つまり、タップの数=飲めるビールの種類のことで、「10タップのお店」という表現は、「10種類の樽詰めビールが提供されているお店」ということ。使い方は、「50タップのすごいお店がオープンするらしい」など。
04.
出来立てのビールが楽しめる
「ブルーバブ」
ブルーパブは、「ブリューパブ」とも表記し、英語ではBrew Pub。店内でビールを醸造し提供するお店を指す。1回の製造量は少ないが、移動距離も無いので、フレッシュで劣化の少ないビールが期待できる。近年、東京および近郊ではブルーパブが続々と増えており、人気がうかがえる。
05.
ビールだって数値化される
「SRM、IBU、 ABV」
ビールの特性を表す数値の単位。SRM(Standard Reference Method)とは色の濃さを表す。たとえば、ビルスナーのSRM値は4。IBU(International Bitterness Units)とは、苦みを表す。数値が多いほど苦いとされるが、あくまで計算値であり、数値が多いほど苦いとされるが、あくまで計算値であり、人間の感覚と一致しないことも。日本の大手ビールのビルスナーは、30といわれている。苦いといわれるIPAは50以上。ABV(Alcohol By Volum)とは、アルコール度数のこと。
06.
オレンジやコーヒーも!?
「ランドル」
「ランドル」とはアメリカのDogfishブルワリーが開発したフィルターのこと。樽詰めビールを提供する時にフィルターを通すことで、さまざまな風味をつけることができる。ランドルに、新鮮なホップを詰めてビールを通せば、ホップの香りがより増す。グレープフルーツを入れれば、フレッシュな柑橘系の香りがたまらない。ただ、設置しているお店はあまりない。
コンテンツ提供元:エイ出版社
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