日常にあふれる色をスキャンして描くデジタルペン「CRONZY」は、モバイル世代の必須アイテム

数年前、全500色の「色えんぴつ」が発売され(25本ずつ20ヶ月で完成)て話題となった。が、こちらはじつにその3万2,000倍。およそ1,600万色以上を再現する「デジタルペン」が登場した。

もちろん、こちらは未来型のガジェットで単純な比較で計れるものではない。けれど、たった1本のペンが表現するありとあらゆる色。こう聞くだけで、ワクワクせずにはいられない。

お気に入りの色を見つけたら
その場でポチッとスキャン

カラクリはご覧の通り簡単そのもの。このハイテクアートツール『CRONZY Pen』の特長を表すなら、この2枚のイメージでおおよそ十分だろう。

平たく言えば、ペンの背の部分がスキャナー構造のCRONZY。植物でも衣類でも、街中のスプレーアートでも、身の回りのどんなものにでも、このペンを当ててポチッとするだけ。あらゆる物体から色をスキャンすれば、その色を調合し再現してくれるという訳だ。

たった1本で
1,600万色以上を再現

内蔵した5色のインク(赤・黄・青・黒・白)で、なんと計算上は1,600万通り以上のカラーが表現できるという。これなら、一度にたくさんのペンを持ち歩く必要もないし、色えんぴつやクレヨンにない色も再現できる。

もちろん、絵の具のように色を重ねたり、水や油と混ぜ合わせることで色を表現する技法に取って代わることはないだろう。

けれど、CRONZYのようにスキャンし、忠実にその色を再現するデバイスの登場は、従来までのデッサンをもっと簡便化させ、より身近なアート体験を共有させてくれようとしているのかもしれない。むしろ、モバイル世代にはこちらの方が描いてみたくなる、かも。

ポチッ、ポチッ、こんな感じでどんどん色をスキャンして専用アプリ(iOS / Android / Windows Phone)内にお気に入りの色をストックしていけば、自分だけのパレットが完成。使いたい色を選べば、カラーを呼び出し調合してくれるという訳だ。

街中のモンスターをハントしていくよりも、こっちの方が実用性ははるかに上だし、収集していく楽しみもあるんじゃない?

ペン先は交換可能な全5種類

太さの異なる取り替え可能なペン先は全部で5種類。目的や用途に合わせて使い分けられるのもうれしい。デザインの幅もぐんと広がるはずだ。

すでにクラウドファウンディングサイト「Indiegogo」では、多くの出資が集まり始め、先行予約だと199ドル(約2万円)から入手可能。1,600万色コンプリートは、気が遠くなるような数字だが、ペンを持って街に出たい!という人は、こちらから。

Licensed material used with permission by CRONZY
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。