日本も追いつけ!イスラエル、驚きの子育てカルチャー5選
ボディケアブランドの『SABON』、日本では「女性たちのもの」というイメージが先行しがちです。でも、SABONが生まれたイスラエルでは、当たり前のように家族みんなで使うブランドとして認識されているし、ブランドの理念も「大人から赤ちゃんまで、みんなが幸せになれるアイテムを提供し続ける」というもの。
このファミリーブランドが誕生した背景には、やっぱりイスラエルの「プライオリティは誰がなんと言おうと家族」というカラーが関係しています。そんなわけで、イスラエルでは当然「子育てカルチャー」も驚くほど発展しているんです。
平均3人以上!?
子だくさんが当たり前
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イスラエルの街を歩くと、ベビーカーの多さと子どもたちの多さが目に付きます。なんでも、出生率は平均3人以上だとか。これは、1.5人を切っている日本の倍以上の数字。
驚きなのは、それだけの子だくさんでありながら、圧倒的に共働きの夫婦が多いこと。イスラエルの母親たちは、出産後3ヶ月程度で職場に復帰するのが当たり前だそうですから、パワフルですね。
そんなワケで、イスラエルでは自然と父親の育児への関わり方も深くなります。パパが何人も子どもを連れて歩いている風景は当たり前。
国の子どもはみんなの子ども
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「子どもは、みんなで育てるもの」。そんな考え方がDNAレベルで根付いているのがイスラエル。日本もかつてはそうであったように、地域コミュニティのみんなが子どもを温かく見守っています。
だから、階段で困っているベビーカーを運んであげる、なんていうのは当たり前。それどころか、子どもが行方不明になったというニュースが流れると、親族や友人ではない、まったく関係のない人たちも本気であたりを捜索するほどなんだとか。
赤ちゃん連れ専用映画館がある
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日本にも曜日限定のサービスなら存在していますが、イスラエルには常時赤ちゃん連れ専用としてオープンしている映画館があります。赤ちゃんがいくら泣いても気にならないのは親にとってどれだけありがたいことか!
映画館に限らず、イスラエルでは街全体が子どものための場所として発展しています。テルアビブのような都会のど真ん中でも、豪華な遊具が充実したプレイグラウンドがいたるところにあるし、絵の具を置いたテーブルが並べられ、自由にお絵描きができる広場があったりもします。
「ミルクのしずく」という名の
赤ちゃん専用診療所がある
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赤ちゃんの健康診断や予防接種は「ティパット・ハラヴ」という赤ちゃん専用の診療所で行われます。名前の意味は「ミルクのしずく」。なんだか可愛らしい、素敵な施設名ですね。
これはどの街にもある公共の施設ですが、そこで働くナースたちはとてもカジュアルな格好をしているし、アットホームな雰囲気に溢れています。とはいえ、そこはハイテク都市のイスラエル。
日本ではいまだに赤ちゃんの成長記録を母子手帳に手書きするのが主流ですが、イスラエルでは一人ひとりの成長データがコンピュータにアーカイブされており、診察カードの磁気テープを機械に通すだけでグラフになって確認できるそうです。
幸せの根元は週に1度の
「安息日(シャバット)」
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イスラエル人は子どもに限らず、家族を何よりも大切にすることに幸せを見出します。その根源は、週に1度訪れる「安息日(シャバット)」。旧約聖書に記されている天地創造の7日目に神が休息をとったことに由来した、イスラエル人にとって何より重要な伝統です。
毎週金曜日の日没から土曜日の日没まで。その間は家族水入らずでゆっくり食事を楽しみ、家族が一緒にいることの幸せを噛みしめます。
SABONの理念も、そんなイスラエルの伝統から自然と生まれたものなのです。
SABONの創設者も
もちろん子煩悩
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SABONの2人の創設者、アヴィ・ピアトクとシガール・コテラー・レヴィも、やっぱり子だくさんであり子煩悩。アヴィは2人の子どもの親、シガールは3人の子どもの親です。
今もSABONの商品企画を行っているアヴィは、「おもちゃでもぬいぐるみでも、ふたりの娘に与えるものを探していると、同じ目的でもっといいものが作れないか、と考えるんだ」と語ります。
その視線、その想いが、自分の家族を超えて、世界の家族へも注がれている。それがSABONの本質なんですね。
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