「前菜でこそ」の肉料理。秘密はマリネにありました

「マリネ」と聞いてイメージするのは、生魚をオリーブオイルなどに漬け込んだものかもしれません。けれど、マリネするのは魚だけとは限らない。焼く前の肉をワインに漬け込むのもマリネなら、焼いたお肉を調味液に漬けるのもまたマリネ。日本料理でいう南蛮漬けも、マリネに分類されます。 

ここで紹介するのは、グアムに伝わるお肉のマリネ「ケラグエン」。前菜として提供されるサッパリとした肉料理です。

グアム伝統の食文化が生んだ
お肉のマリネ

チャモロ料理というグアム伝統の食文化があります。これは採集・栽培・狩猟生活を行ってきたグアムの島民の食事をベースに、スペイン、アメリカ、日本の統治時代の影響が色濃く残ったもの。

そんなチャモロ料理のなかでもケラグエンは、ポピュラーな料理で焼いたチキンをココナッツとレモン汁でマリネしてつくります。まろやかさと酸味が渾然一体となったおいしさは、お酒との相性もバツグンです。

〈材料:2人分〉

・鶏もも肉:300g
・青ネギ:10g
・レモン汁:大さじ1/2
・ココナッツロング:10g
・輪切り唐辛子:小さじ1/3
・塩:適量

〈つくり方〉

オーブンを200℃に予熱して、鶏もも肉を15分焼き、粗熱がとれたら細かく裂いていきます。青ネギは小口切りに。あとは、ボウルにすべての材料を入れて和え、60分くらい冷蔵庫で寝かせてできあがり。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。