この揚げレバーだけは「臭う」とは言わせない!
レバー好きという人でも、レパートリーに偏りが出てしまうのがこの食材。炒めたり、煮込んだり、揚げたりしてみても、他のお肉ほどにはバリエーションが出にくいものです。そこで、同じ揚げレバーでも香辛料たっぷりの「アルナブット・ジエリ」は覚えておいてもいいかも。
スパイス、にんにく、バシバシ!
いつもより1本余計のビール必須です
これはトルコスタイルなんですが、かの地は国民の大半がムスリム。イスラム教やユダヤ教では、豚と同じように「血」も口にしてはならない禁忌のひとつ。そのためナマ肉から血がにじんだりすることのないよう、十分な血抜き、下処理をする習慣があるようです。
トルコでは羊のレバーを使うことが多いようですが、もちろん牛、鶏でもOK。ここでは牛レバーで紹介します。
下処理をして食べやすい大きさにレバー(200g)をカットしたら、水気をふき取り、おろしにんにく(大さじ1/2)、ドライオレガノ(小さじ1/2)、チリパウダー(小さじ1/3)、塩(ひとつまみ)と和えて、小麦粉を全体にしっかりとまぶしましょう。
これを180℃に熱した揚げ油でカリッとするまで揚げれば完成。器に盛るときはオニオンスライスを添えて。ビールによく合いますよ。