経験者が語る、ハードルが高い「国際恋愛」を楽しむための秘訣。
もし、別の国の人と付き合うことになったなら、考え方や言葉など何もかもに戸惑うはず。同じ日本人であっても、完璧に価値観の合う人間なんて存在しない。それがわかっているから余計に、ハードルの高い恋のように思えるんです。
ただ、どんな相手と付き合ったとしてもお互いの異なる部分を受け入れなければ上手くはいかないもの。それに、壁は高ければ高いほど、それを2人で乗り越えた時には誰よりも固い絆で結ばれるはず。
今回は「Elite Daily」のAlexa Tanneyさんが書いた、彼女が実際に付き合っている文化も宗教も違う彼との体験を紹介します。
01.
本当の意味で
語学の勉強をスタートできる
英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ラテン語など、高校生の頃に外国語を学んでいた人も多いはず。しかし、1年や2年の授業を受けただけで、本当に言葉を覚えることはできたのでしょうか?
ただの必須科目だっただけで、真剣に話したいと思い習ってはいないもの。でも、違う文化の中で育った人と付き合ってみると、その相手の言葉を覚えたいと思いはじめます。
私の彼氏の祖母は英語はわかるけど、母国語はギリシャ語。だから、携帯にはギリシャ語を学ぶためのアプリを入れて、挨拶や会話を練習しています。
恋人の国の言葉を覚えることは、自分にとってもすごく大切なこと。しかも、バイリンガルになれば仕事を探すのも有利。外国語を話せることで、周りの人よりも注目を浴び、経験を広げることができるのです。
02.
異国料理を食べるなら
おばあちゃんの味が一番
どんな文化にも独自の料理はあるもの。「伝統的なギリシャ料理」のレストランはニューヨーク中にあります。でも、彼の祖父母の家でいただくラムやスパナコピタのようなものはなかなかありません。
その郷土料理と秘密のレシピに込められた愛情は、努力を費やすほど隠し味になり、特別なものにしてくれる。ウソだと思うなら、イタリア人におばあちゃんのチキンがお店で販売されているものと同じ味か聞いてみて。答えはきっとNOだから。
03.
「粘り強さ」だけは
どこへ行っても通用する
どの国にも、それぞれの伝統や価値観があります。それは、時として善悪の基準だったり、学ぶことに対する壁になったりすることも。今まで知らなかった新しい考えを知ることはとても興味深いことなのです。
異なった環境の人と付き合う中で一番身につくことは、我慢強さと理解しようとする心。誰一人として同じように育ってきた人はいないし、大人になって実家から離れて暮らすようになると特にそうなると思います。
社会に出ると世界中から集まった先輩たちに出会うようになります。忍耐力があれば、違う場所で育った人の新たな知識を吸収することができるでしょう。
文化の違いを超えれば、他の人々と接していくことが苦でなくなります。相手にも根気があることが伝われば、毎日がもっと楽しくなるはず。
04.
子どもの対応力が高くなる
真剣な付き合いが続いて将来のことを話すようになると、必ず宗教や価値観の違いが出てくる。こういった出来事の一番良いところは、自分自身のちょっとしたカルチャーを創り出せること。
私と彼は、ユダヤ教とギリシャ正教を混ぜ合わせて、お互いの国のどんなお祝いも伝統も守ろうということを話し合っています。
様々な文化を知ることのできる環境で、子どもを育てることはとても良いこと。そして、より多様なことに対応できる人となることができるでしょう。
05.
終わらない冒険が始まる
例えば、1枚のレンズで人生を見続けるのに慣れてしまうと、ピントがずれた時に世界がぼやけてしまいます。
異なる国の人と恋に落ちると、今までのやり方では上手く行かないことも出てくるかもしれません。コミュニケーションの取り方や反応が違うということもあると思います。そういう時は、お互いに歩み寄って努力しましょう。
新しく学ぶ文化を自分のものにして、新たな人として育つことができる良い変化なのです。それは、2人の冒険は終わることがないステキな出来事なのだから。