「社交性」を身につける、たったひとつのシンプルな方法
大勢の場で、話を始めるのが苦手。友だちの輪を広げたいけど、なかなか自分から動けないーー。
そんな悩みを抱えながらも、社交性を磨くことを望むすべての人に知ってほしいアドバイスを「Elite Daily」で発見しました。ライターのDanny Coleman氏は、彼女の弟の結婚式の場で、あるスキルを使うことによって「好かれやすい人」になったそうです。
それは、誰でもできること。
それは、「話を聞くこと」だ。聞き上手になるだけで、もっと周りに好かれるようになる。ワッと驚くようなスキルではないけど、その効力にはきっと驚くはずだ。
だって、僕たちは自分の話をするのが大好きだろう?だからSNSには自分のことばかりポストする。Facebookを見ると、友だちの仕事が成功してお金持ちになっていたり、シェフや冒険家になっていたり…。現実ではそこまでクールではないかもしれないけど、楽しそうにしているところを見せたがるんだ。
自分のことなんて
だいたい分かってるから。
自分のことを話したり、意見を主張すると脳内の報酬回路が刺激される、と『Contagious』の著者、Jonah Berger氏は話している。それは食べ物やお金など、ご褒美がもらえたときと同じ感覚らしい。その「ご褒美感覚」はただそこに座り、話を聞くだけで相手を喜ばせることができるのだ。
10歳の子どもにも伝わるくらい簡単に説明しよう。必要なステップはこの3つ。
1. 自分の話をしないこと
2. 相手の話を引き出す質問を投げかけること
3. 結婚式に出席する際は、最高の彼・彼女を演じること
たったこれだけなんだ。
米巨大スーパー、Walmartの創業者Sam Walton氏は、競合社を訪ねては、彼らの戦術や策略を知るためにとにかく質問をしまくった。あるときは、ブラジルのスーパーの床に這いつくばり、列の間隔をメジャーで測り、逮捕されたらしい。彼のマネージメントチームは、「もっと自分の会社を向上させることに時間をかけたほうがいいのでは…」と、時に不安を覚えたらしいが、彼はこう返した。
「自分の会社で何が起きているかなんて、すべて把握している。競合社の策略を解析することが、改善策を導くひとつの手なんだ」
彼の行動パターンは、僕が考える「聞くことの大切さ」をうまく表している。だって自分のことなんて、もう分かり切っていることだろう?自分の過去、強み、趣味、好みのバーガー、とかね。それならもっと周りに耳を向けて、彼らの話を聞いてみるのはどうだろう?
確かに周りのみんなに好かれるために備えておきたいことは他にもあるかもしれないけど、これが一番簡単で効果的な方法だと思うよ。聞き上手になれば、世界が広がることは間違いない。