相手に「また会いたい」と思わせる、第一印象のつくり方
社会に出ると、たくさんの出会いがあります。しかし「続く関係性」を育むのはなかなか難しいものです。そんななか相手に「今後も会いたい」と思ってもらうために必要なのは、やはり好感を持ってもらえる第一印象です。
人気ライターJeff Haden氏が「Inc.」でまとめているのは、「礼儀正しく、スマートな第一印象を与えるために知っておきたい11のこと」。参考にしてみては?
01.
自分の地位や役職を
鼻にかけない
地位が高ければ高いほど、人は上から目線になってしまう印象があります。でも、第一印象を大切にしているスマートな人は、決して自分の地位を鼻にかけたりしません。
自己紹介の際には、心から相手に興味を示し、なりふり構わず誠意を持って接してくれるものです。
02.
勝手に
ニックネームをつけない
あだ名は、親近感を生むために有効なものですが、言うまでもなくビジネスシーンでの安易なニックネームは、NGです。
いくら相手と距離を縮めたいという願望があっても、「◯◯と呼んでください」と言われない限り、マナーとして決してやってはいけません。その相手との距離感を見誤らないように気をつけましょう。
03.
ボディタッチやハグは
ほどほどに
初対面の人と話すときは、相手から親しみを込めたボディタッチがあったとしても、触り返さないことが鉄則です。ただし、握手だけは別です。
話のなかで肩を組んだりと、たとえボディタッチが多い人でも、必ずしも自分が触られるのも好きだとは限りません。少し触れただけで、お互いに微妙な空気が流れてしまうのは避けたいところ。最低限の礼儀は保ちましょう。
04.
会話の中心はあくまでも
「相手」
ネットワークで大切なのは、自分に有益なコネクションをつくること。ですが、その目的があまりにもあからさまな場合、相手が一歩引いてしまう可能性もあります。
本当の意味での信頼関係を築きたいのであれば、まずは相手に興味を持ちましょう。「自分が相手にとって何をしてあげられるのか」を、冷静に考えてアピールするのも、相手を惹きつけるひとつの手段です。
05.
パーソナルなことに
土足で踏み込まない
たとえ初対面の人でも、ブログやSNSなどで追っていれば、彼らの私生活が少しは見えているはず。でも、第一印象を大切にするスマートな人は、決して自らパーソナルなトピックには触れません。
私生活の話題は相手も喜ぶし、必ず盛り上がる、なんて思うかもしれませんが、同時にリスクがあるのも事実。実際、それが問題になってしまうケースがあることも覚えておきましょう。
06.
不幸や不運なできごとには
最初にシンプルに触れる
たとえば、知人が母親を亡くしたことを耳にしたとしましょう。その知人を見かけたときは「ご愁傷様でした」と簡潔に伝えることが礼儀です。まずはそこから会話をはじめ、次の話題へと切り替えること。
そうすれば、相手も「いつあの話題が出るのだろう」とソワソワする必要もなく、あなたの思いやりも伝わるはずです。
07.
ウワサ話には乗らない
「彼女、なんで急に退職しちゃったの?」「あの2人、本当に付き合ってるの?」など、どこに行ってもウワサ話には花が咲くもの。でも、第一印象を大切にする人は、そのような話に興味を持ちません。むしろ、そのような話が始まったら、その場を立ち去るかもしれません。
どうしても抜けられない場合は、周りに流されることなく、正直に意見を言うことがベストでしょう。ついみんなに釣られて会話に乗ってしまい、誰かを敵に回すようなことは禁物です。
08.
相手の興味を探って
話を引き出す
自分の話ばかり持ち寄られると、聞いていても疲れてしまいますよね。できるだけ、相手からどんどん話を聞き出しましょう。たとえば「その腕時計、どこで買ったの?」でもOK。
もしもこだわりの逸品だとしたら、聞かれた相手もきっと喜んで答えてくれるはず。
09.
自分の意見だけを
押し付けない
礼儀正しくスマートな人は、自分のアドバイスが必ずしも相手に響かないということを知っています。なので、無駄に自分の意見を押し付けたりもしません。
みんな考え方が違うのは当然です。自分と少しくらい考え方が違ったとしても、それで相手を邪気に扱うことなんてしないのです。
10.
聞き上手になり
話題が広がる質問をする
30分以上、誰かと充実した会話ができたとき。いざ思い返すと「相手の話はまったく聞けてない」なんてことはありませんか?それは、相手が「聞き上手」だった証拠です。
彼らはあなたに興味を抱き、話題が広がる質問をたくさんしてくれ、あなたも気づかないうちに話の主導権を握らせてくれていたのです。
尊敬している相手のことは、もっと知りたくて当然です。また、相手が興味のある分野について熱く語っていると、こちらまで楽しくなるはず。聞き上手であることは、自分も相手も得することなのだと覚えおきましょう。
11.
いつ会っても
期待を裏切らない
初対面だけコミュニケーションが丁寧なわけではありません。彼らは、いつだってスマートで、礼儀正しいのです。