「バカだと思われたってイイ」。これが自信を手に入れるキーワード。
どんなに優秀な人だって、一度くらいは自信を失って悶々としたことがあると思うのです。
The School of Lifeが制作したこの動画『How To Be Confident』は、そんなときに再び自信を手にする方法を端的に教えてくれます。曰く、「必要なのは、自分の愚かさを隠そうとすることではなく、認めてうまく付き合うこと」。
多くの人は「自分の長所を伸ばすことで自信を持つことができる」と思っているようですが、実は間違いだと動画は伝えています。
なぜなら、長所だけを伸ばして人から褒められるようになると、短所を見せるのがどんどん怖くなってしまうから。他人の目を過剰に気にしたり、期待されるほどプレッシャーが大きくなって、結果的に自分の首を締めてしまうのです。
たとえば、こんなケース。
《ケースその1》
人の目が気になって、道も聞けない
海外旅行先で道に迷ったとします。通りかかった人に「エクスキューズミー」って、素直に声をかけることができますか?
(英語あまり上手じゃないな…)
(なんかおどおどしちゃってる…)
そんな風に周囲から思われるのではないかと、恥ずかしくてなかなか切り出せない。ついつい、優しそうな人が通りかかるのを待ってしまう…。
ちなみに動画に登場するワンシーン、白い彼はおしゃれなバーを探しています。でも周辺リサーチは十分にできていない。なにも知らない観光客だと周囲から下に見られるのを拒んだ結果、結局誰にも聞けずじまい。
《ケースその2》
装飾品がないと、不安でたまらなくなる
自分を必要以上によく見せたい、貫禄を出したい、そんな思いがあなたを化粧や装飾品で作り上げてしまってはいませんか?
上の2枚の画像は同じ人物。帽子をかぶる…ヒゲを蓄える…そうこうしているうちに、ありのままの自分を忘れ、着飾った自分のままで歩んでいける道を選択するようになってしまう。
必要以上によく見せようとするあまり、貴重な人生の時間をそのことばかりに費やしてしまっては本末転倒。
でもね、
「バカだと思われたくない」
なんて気にするのは不毛なこと
「過去に何度も失敗して、私たちは成長してきたはず。そして、大人になった今でも過ちを繰り返すし、もちろんこれからだってそう」
生きている限り、つねに「愚かな自分」と対峙し続けるわけです。誰だってみんな一緒。そう考えたら、未熟な自分を恥ずかしがったり、無理に見栄をはる必要もないのです。
ディナーの席で、一人だけワインをひっくり返してしまったとしても…、そんなことくらいでひどく落ち込むのは、もうやめにしましょう。「それも自分の個性」と思えるようになった時、はじめて自信のある自分に一歩近づくのだから。