「ポジティブ・シンキング」を身につける具体的な方法

「どうせならば、悩みがなくて、ノーストレスで生きていきたい」と、誰もが思うはず。でも人生は山あり谷あり。不条理なことで悩まされることもあります。

高田晋一さんの著書『自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方』では、有名な自己啓発書を取り上げながら、幸せに生きるための術を紹介しています。

心労で毎日がつらい…という人は、この記事で紹介している方法を取り入れて、少しでも前向きな人生を目指してみましょう。

「楽しみな出来事」を作ると
幸福度も上がる

ノーマン・V・ピールの著書『積極的考え方の力』は、ポジティブシンキングという考え方を打ち出した元祖とも言える書籍です。この本では、自信を育てる方法、怒りや苛立ちを抑える方法などが紹介されています。

彼によれば、幸せな人生を作る方法はたった1つで、幸福でいることを習慣にすることだと言います。具体的には、朝目覚めたらベッドに横たわったまま体の力を抜き、その日訪れそうな幸せを次々に思い描き、その喜びを味わいます。そう考えることで、幸せな出来事が呼び寄せられると言うのです。

実際に心理学では、何かを楽しみにするだけで幸福度が向上するという研究結果も報告されています。

幸せな出来事が思いつかないという人は、週末に何をしようかと思案をめぐらせるだけでも良いでしょう。あなたが楽しみにできることを思い浮かべて、幸せな気分に浸りましょう。

幸福度をアップする
「瞑想」のやり方

世界132ヶ国42言語に訳され、これまで3,500万部の売り上げを突破したという『ライフ・ヒーリング』。著者のルイーズ・L・ヘイは、ファッションモデルを経験した後、世界最大のスピリチュアル系出版社・ヘイハウスを創設した人物です。今回は、彼女自身も日課にしているという「瞑想」について。

まずは、ルイーズ流瞑想のやり方を説明しましょう。

椅子に腰かけたあと、気を静め、自分の呼吸に注意を払います。息を吸い込んだ時に「1」と数え、吐いた時に「2」と数えます。10まで数えたら、また1に戻って再び数えていきます。これを何セットも繰り返します。

瞑想にネガティブなイメージを抱いている人もいるかもしれませんが、多くの研究において科学的にも幸福度が上がり、仕事のパフォーマンスも向上すると言われている手法です。実際に、グーグル社の研修プログラムに採用されているのは有名なエピソード。

瞑想のコツは、雑念が生じても特に気にせず放置しておくことです。心を無にするということに捉われすぎず、リラックスして、まずはお昼休みに5分間始めてください。きっとストレスが軽減されていくでしょう。

テトリス効果を使って
ポジティブ脳に!

『幸福優位7つの法則』は、最先端のポジティブ心理学研究結果が書かれた名著のひとつです。著者のショーン・エイカーは、ハーバード大学の講師を務めた後、コンサルティング会社を立ち上げ、大手企業で成功と幸福の関係についての実証研究を行っています。

この本では、人は一生懸命努力するから成功するのではなく、幸せでポジティブな気分の時に成功するのだと訴えています。エイカーが行ったおよそ27万人にものぼるメタ分析によれば、仕事、結婚生活、友人関係、創造性など…ほぼすべての面で、幸福感によって成功へ導かれることが実証されたそうです。

では、幸福感をアップするにはどうすれば良いのでしょうか?彼はわかりやすい例として、「テトリス効果」という現象を用いて説明しています。ある実験で、対象者に1日数時間、3日連続でテトリスをやり続けてもらったところ、彼らの多くが実験後の数日間、この世のすべてがテトリスの形に見えるという状況に陥ったそうです。

つまり、人間はある1つのことに意識を払っていると、そのことばかりが目につくようになることが分かったのです。

この効果を応用してエイカーは、寝る前に「今日起こった3つの良いこと」を書き出すという方法を勧めています。こうすることで、脳はポジティブなことに目を向けるようになるとのこと。とても簡単なので、今日から試してみては?