汚れた街にある「癒しの空間」が、心と空気をキレイにする。
家にいながら、たくさんの植物に囲まれて、心地よいハンモックの上で寛ぐ。こんな部屋にいたら、めいいっぱい深呼吸をして、爽やかな気分で1日を過ごせるんだろうなって、想像しただけでも幸せな気持ちに。
この快適な空間は、世界の中でも大気汚染が深刻化されるハノイにあるものです。ベトナムで活躍する建築家のHung Nguyenさんが、「人々がいつでも快適に暮らせるように」という思いから設計しました。
緑とハンモックで
まったりしたい
この企画は、「Pubilion of the Origins」と呼ばれ、ハノイの街の一角にある3階建ての家に設置されているそう。
テラスに部屋を作ることで、太陽の光や風を感じることができます。広々としているので、植物はスクスクと育ち、訪れた人はハンモックの上で空を見上げながらゆったりとできるんです。
人と植物の間に壁を作りたくないという思いから、立方体のフレームで構成。
強い日射を抑えるため、屋根には特別な素材を使用して、色は多方向から太陽の光を柔らかく反射してくれる白で統一。
様々な種類の植物は、ただの観賞用ではなく、大気中に存在する有害な物質を取り除く役割を果たすために置かれているもの。
大気汚染が進むハノイにとって「Pubilion of the Origins」は、少しでも環境を改善してくれるきっかけにのなるかもしれません。
Licensed material used with permission by Hung Nguyen Architects, Nguyen Thai Thach(Photographs)