中国で車の使用を制限したら、空がめちゃめちゃキレイになった(画像あり)
2015年9月3日、中国の北京で終戦70周年のパレードが行われました。しかし、その式典の内容とは別に、その前後で変わった街の空の様子にも注目が集まっています。
北京では、式の2週間ほど前から大規模な交通規制が開始。その結果、北京市の上空は快晴の青空へと変貌。しかし、式典が終わり規制も解かれると、24時間後には再び空の色が灰色に。その落差が激しいと話題になっています。
24時間で灰色へと変わった
「北京の青空」
& so it begins - Blue sky I arrived to (no filter) disappears behind grey haze (Air filter needed) #Beijing #China pic.twitter.com/OjmA0ttaZQ
— Saima Mohsin (@SaimaMohsin) 2015, 9月 14
「CNN」によれば、規制によって500万台もの車両が通行を制限されました。一時的に生み出された青空を表す言葉として、北京では「パレードブルー」なんて呼称も生まれたそう。
2014年11月にAPECが開催された際にも同じ現象が発生したため、「APEC ブルー」という言葉が話題に。日常会話でも「一時的なもの」や「移ろいやすい心情」を表す流行語として多くの人に使われたようです。APEC開催時の空を開催日前後で比較した様子は以下の動画で確認できます。
排気ガスの問題について取り上げられることは常々あるものの、その使用をストップした場合どれだけの効果があるのかは見えづらいもの。しかし、2週間ほど車両の使用を制限した結果、これだけ街の空気が変わるという事実には多くの人が驚いているようです。
Reference:@SaimaMohsin,CNN,Al Jazeera English