「海洋汚染問題」への突破口は、テクノロジーと創造力にあり。

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

世界海洋デー

地球上のおよそ7割の面積を占める海。その環境やそこに暮らす生物たちがいま危機に晒されているのはご存知の通り。

地球のあらゆる生命のみなもとをどう守っていくか?

海が私たちの日常に果たす重大な役割についての認識を新たにすることを目的に、2009年、国際連合によって制定された国際デーのひとつ。それが今日6月8日「世界海洋デー(World Oceans Day)」です。

いま、海を取り巻く環境は大きな変化を迎えています。

ひとつは乱獲により多くの海の資源が減ってしまったこと。国連食糧農業機関(FAO)が発表する「世界の水産資源の割合」獲りすぎの状態(乱獲)にある資源は全体の34.2%、限界まで利用している資源が59.6%という状態。まだ十分に利用できる資源はたった6.2%にすぎません。

そしてもうひとつが、私たちが出すゴミや排水によって海が汚れてしまっていること。毎年800万トンとも呼ばれる海に流出するプラスチックゴミ。このままのペースでいくと、2050年には海にいる魚の重さよりもプラスチックゴミの方が多くなるとも言われている。この数値のインパクトはかなりのものですよね。

ややもすればネガティブな側面ばかりに気が行きがちですが、こうした現状を打破するべく、テクノロジーを活用したさまざまなソリューションが世界各地で誕生・展開されてもいます。

2022年、TABI LABOでご紹介してきたコンテンツのなかから、その一例を挙げてみましょう。

海洋プラスチック「建材ブロック」として大地に建つ!
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プラごみをアップサイクルしてつくった「スタンスミス」
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再生プラスチックでできた「海上テニスコート」
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養殖マグロの近大が新たに取り組む「フードロスふりかけ」
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「プラスチックを食べる虫」に梱包材の未来あり!
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流出するプラスチックゴミ、海の生態系の再生、フードロス……海にまつわるあらゆる問題にテクノロジーと創造力で課題解決に挑む。世界中でそれぞれの着眼点で日々、こうしたアクションが生まれています。

未来は、決して悪い方向ばかりに向かっているわけじゃないと、少しばかりは希望を抱いていたいですよね。

話を戻しまして、世界海洋デーには毎年テーマが設けられるのですが、今年は「再活性化:海洋環境のための集団的アクション」と題して、NY国連本部でカンファレンスなどが行われます。

ちなみに今年は、スポットライトセクションで世界7名のパネラーのひとりとして、東京のフレンチレストラン「レフェルヴェソンス」の生江史伸シェフが登壇予定。

食べることへの意識とそれが生産される環境との乖離を懸念する同氏。海洋環境、そして料理における「藻」に注目し、海藻の重要性についてを世界に向けて発信する予定だそうです。

会議の模様はライブ配信(無料)されるそうなので、興味のある方はこちらからウェブ受信登録を。

Top image: © iStock.com/Aryfahmed
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。