「プラスチックごみ」を主原料とした「YKKのファスナー」
「YKK」が海洋プラスチックごみを主原料としたファスナーを開発、2020年内に発売開始すると発表した。
「NATULON Ocean Sourced(ナチュロン オーシャン ソースト)」は、スリランカの海岸線から50キロ圏内の海を漂う海洋プラスチックごみを収集し、それをもとに製造した樹脂製のファスナー。強度も耐久性も機能面でも、従来のものと比較して劣るところはないという。
YKKはこれまでにも再生樹脂をはじめ、植物由来のポリエステル樹脂を主原料にファスナーを製造したり、染色工程で水をほとんど使用しない染色技術で、いち早く環境経営にシフトして業界をリードしてきた。
気づかぬうちに、気づかぬところで、プラスチックごみをアップサイクルした製品は、着実に身のまわりに増えつつある。重要なのは、消費する側がそれを意識するかしないか。
海洋プラスチック問題解決の糸口は、そこにしかない。
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