本を読むのがめんどくさい人へ。古典の名著を、極限まで短くして表現したら…
誰もが知っている世界の名作。「いつか読まなきゃなぁ」と思いながらも、なかなか手が出ない…という人もきっと多いと思います。
そんなみなさんに「Wrong Hands」の、読んだも同然な気分になれる超簡略版「世界の名著」をご紹介!
一度は聞いたことがある
「名著」ばかり
『戦争と平和』/トルストイ
みんな悲しい。雪が降る。
『怒りの葡萄』/スタインベック
農場が竜巻に飲み込まれる。
旅に出る。
旅先も飲み込まれる。
『ドン・キホーテ』/セルバンテス
男が風車に挑む。
おまけに、彼は狂っている。
『日はまた昇る』/ヘミングウェイ
「ロストジェネレーション(自堕落な世代)」の若者たちが酔っ払う。
彼らはまだ堕落している。
『白鯨』/メルヴィル
男vs鯨。
鯨が勝つ。
『ユリシーズ』/ジョイス
ダブリン。何か。何か。何か。
切れずに続く文。
『オデュッセイア』/ホメロス
歴戦の勇士がものすごく時間をかけて家に帰る。
そして全員殺す。
『嵐が丘』/ブロンテ
兄妹みたいな関係のふたりが恋に落ちる。
ぼんやりしている。
『ウォールデン 森の生活』/ソロー
男が2年間外に座っている。
何も起きない。
『罪と罰』/ドフトエフスキー
殺人犯が後悔する。自白する。
刑務所に行く。ちょっと気分が楽になる。
『ベオウルフ』/作者不詳
英雄がモンスターを倒す。
いろいろあって、英雄がドラゴンにやられる。
『神曲』/ダンテ
すべての地獄から逃げ出す。
以上。
さすがに簡略化しすぎ!?
本を実際に読んだことがある人は、思わず笑ってしまうかもしれませんね。
でも、ちょっと気になる本を見つけた人もいるのでは? ぜひこれを機に、興味のある本を手に取ってみては?
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