難しいけどクセになる。超キワモノな「フォントかるた」
例えば「創英角ポップ体」と言われて、どんなフォントかパッと頭に浮かびますか?Wordや画像加工アプリで文字入れをよくする人なら、ぼんやりとはイメージ出来るかもしれません。
ちなみに、1番右のフォントがそれ。お店のポップやチラシによく使われていますよね。
日常の中で様々なフォントに常に触れているわけですが、書体の名称って意外と知らないのではないでしょうか?
ここで紹介するのは、48種類の書体を使った「フォントかるた」なるカードゲーム。難易度は笑ってしまうほど高いのだけど、フォントを仕事で扱っている人や美大生には、たまらない遊びだということが発覚したのです。
難しすぎる!
でもクセになる……
「フォントを愛しすぎたら、かるたにたどり着きました」。
そう笑って話してくださったのは、グラフィックデザイナーのせきねめぐみさん。今年の1月、新年会の余興を考えている時に、このアイデアをひらめいたそうです。
その時は手持ちのフォントを選んでプリントして、その日限りのために手作りしたのだけど、やってみたら思った以上に大盛り上がり。本格的に製作することを決めたそうです。
読み札にも、
フォント愛溢れる仕掛けを
「もっとフォントの面白さに触れてもらいたい」という思いから、読み札にはフォントの特徴だけでなく、どうやってこの形に至ったのかという歴史の解説なども付いています。読まれたフォントをゲットして楽しむだけではなく、マメ知識まで得られる。これぞ、大人流のかるた遊び!
せっかくなので、
ちょっと遊んでみます?
公式HPの「お試し問題」より、ふたつ出題してみましょう。両方わかった人は、きっとこのかるた、好きになってしまうと思いますよ。
Q1:「プリティー桃」はどれでしょう
Q2:「凸版文久明朝」はどれでしょう
さあどうでしょう、私は1はピンときても、2はさっぱり(笑)。
答え合わせをすると、Q1は左から、TB古印体・プリティー桃・ふい字。Q2は左から、リュウミンB-KO・凸版文久明朝・マティスEB・明石Lでした。
印刷博物館で6月18日まで販売予定でしたが、実はもう完売。次回の販売は7月30日の「ワンダーフェスティバル」と、8月6日の「真夏のデザインフェスタ」を予定。期間限定で、市ヶ谷の「DNPプラザ」にも販売が決まっています。
近いうちに通販も検討中のようなので、気になる人は最新情報をHPから確認してくださいね!