NYで話題殺到!都市のど真ん中でやる、大人の「まくら投げ大会」に参加してみた
4月のよく晴れた週末、ニューヨークはマンハッタンのグリニッジ・ビレッジ。 19世紀の街並みが残る落ち着いた通りに突如現れた、まくらを抱えた人たち。 ここにも。 あそこにも。 彼らが目指していたのはここ、ワシントン・スクエア・パーク。公園北側の凱旋門からは、ブランドショップなどが立ち並ぶ五番街が伸びている。 見渡すと、まくらを抱えた人たちでいっぱいだ。 こんな完全防備の人や・・・ メディアや・・・ 警察までいる。 午後3時。3、2、1、の掛け声で始まったのは・・・・ まくら投げ(というか、まくらバトル)だ‼︎ 大人も子供もビシっ‼︎ バシっ‼︎ みんな歓声をあげて、大いにはしゃぎまくる。 もうもみくちゃ・・・ 実はこれ、ニューヨーク以外にも世界100都市以上で同じ日に行われる第7会国際まくら投げ(International Pillow Fight)のニューヨーク大会。今年は5000人以上が参加したとみられている。 仕掛け人は、ニューヨークとトロントを拠点に遊び心溢れる、大規模な、そして無料のアクティビティを企画するNewmidspaceというグループ。共同代表のKevin Brackenさんに話を聞いた。
「子供時代にお気に入りだった遊びーまくら投げとか、巨大シャボン玉とかーを大勢でやったら楽しいだろうなと思って。最初は郊外で始めたんだけど、だんだん都会で開催するようになったんだ」
たしかに、大人から子供まで、本当に楽しそう。見知らぬ人とまくら投げをしてこんなにはしゃげるイベントなんて、他にはないのでは。 こちらは、今年初めて参加したというカップル。 「ものすごく楽しい時間だったよ」 「(叩かれすぎて)へとへとだよ。でも最高だった」
「イベントが終わった後は、毎年まくらを集めて地域のホームレスの支援施設に寄付しているんだ。今年は1500個ほどの寄付が集まるんじゃないかな」
とKevinさん。 楽しく遊んで、社会貢献もできるこのイベント、皆さんも来年のニューヨーク観光のコースにぜひ入れてみては? 青空のもと数千個のまくらが飛び交う様子は、やはり圧巻。一見の価値ありだ。