12人のセレブに「テーブルの真ん中で、変身してみて」とお願いしてみたら…
アン・ハサウェイ、リチャード・ギア、ユアン・マクレガーなど、名だたるセレブ達のポートレート。ただ普通と違うのは、1枚の写真のなかに、まったく違うしぐさの彼らが写っていること。
撮影したのは映像素材大手「Shutterstock」のスタッフフォトグラファー、アンドリュー ・H・ウォーカーさん。彼がセレブたちに要求したのはたったひとつ「テーブルの真ん中を越えたら、変身して」ということだけ。
01.
アン・ハサウェイ
Andrew H. Walker/Shutterstock
02.
エイミー・アダムス
Andrew H. Walker/Shutterstock
03.
ユアン・マクレガー
Andrew H. Walker/Shutterstock
04.
リチャード・ギア
Andrew H. Walker/Shutterstock
05.
シガ二―・ウィーバー
Andrew H. Walker/Shutterstock
「変身」の解釈は
それぞれのセレブに委ねられて…
これらの写真は、2016年9月のトロント映画祭にて「Shutterstock」のポートレートスタジオで撮影されたもの。
要求された「変身」の解釈は、セレブたちそれぞれに委ねられました。その表情がどんな意味を持つか、一体どちらが変身した顔なのか、も明らかにされていません。もしかしたら仕事モードの顔と、普段は見ることができない内向きの顔、なのかもしれません。
まるで表情を隠すように映る姿や、カメラの前から立ち去ろうとする姿は、なんだか意味深。
06.
ジェーン・リンチ
Andrew H. Walker/Shutterstock
07.
ジョエル・エドガートン
Andrew H. Walker/Shutterstock
08.
アーロン・エッカート
Andrew H. Walker/Shutterstock
09.
ホリー・ハンター
Andrew H. Walker/Shutterstock
誰もが複数の自分を持っている。
とくに「セレブ」という生き物は。
「”人として生きる”ということがどういうことなのか、みんなに興味を持ってもらいたかったんだ」と、ポートレートの主旨を語るウォーカーさん。
「僕が興味があるのは、人間のなかの二面性なんだ。誰でも現実に存在している自分と、頭の中に住んでいるもうひとりの自分を使い分けているはず。 とくにセレブたちは、普通の人よりもたくさんの表面的なアイデンティティを使い分けている。パブリック・ペルソナ、仕事におけるキャラクター、そしてプライベートな自分自身の顔なんかね。 僕は、映画フェスティバルのポートレートスタジオという人為的かつ無個性な空間でさえも『個性』が表れるのかどうか、どうしても見てみたかったんだ」
10.
ジェフリー・タンバー
Andrew H. Walker/Shutterstock
11.
ダコタ・ファニング
Andrew H. Walker/Shutterstock
12.
ファレル・ウィリアムス
Andrew H. Walker/Shutterstock
華やかなハイファッションに身を包み、パーティでインタビューを受けたり、パパラッチに追いかけられてワイドショーをにぎわせたりと、そんな海外セレブ達の姿は、良くも悪くも「一面」にしかすぎません。
この写真で見て取れるのは、そんないつもの「一面」とはひと味ちがうもの。つい、じっくり眺めたくなってしまいます。