「#metoo」を終わらせるために

例年、受賞者や女優らの華やかなファッションで注目をあびるゴールデングローブ賞。けれど、先日行われた第75回の授賞式は、過去のものと比べてまったく異なる式となった。

セクハラが横行する時代に、
終わりを告げにきた女優たち。

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Photo by Paul Drinkwater/NBCUniversal via Getty Images

今回の授賞式では、黒いドレスに身をつつんだ女優たちが目立った。なぜ出席したほとんどの人が、そろいもそろって同じ色の服を着ていたのだろうか?

理由は、性的暴力やセクハラ問題に抗議し、被害者との連帯を示すため。女優だけではなく、ネクタイやシャツを黒色に統一して彼女たちを支持する俳優の姿も。

そして今回の授賞式では、黒人女性として初めて生涯功労賞を受賞したオプラ・ウィンフリーのスピーチも大きな注目を浴びることに。

途中、涙ぐみながらも彼女は、権力をふりかざす男性にこれまで苦しめられてきた女性たちについてふれ、このように話した。

「彼女たちに共通していたことは、まっ暗な夜でも輝かしい朝を迎えることを諦めなかったことです」

「だからこそ、小さな女の子たちに知って欲しい。夜明けはすぐそこまできているということを」

こう力強く訴えた彼女に、場内からはスタンディングオベーションが。

耐えるだけの時代は、
「もう終わりにしよう」。

実はあのスピーチの中で、オプラが何度も口にした言葉がある。

TIME'S UP──

過去にセクハラなどの被害をうけてきた女性たちが、次々と声をあげた#metooの動きは、被害者がいるからこそ起こったこと。だから「2度と『me too』という人が出てこないように」、そうすることが必要なのだと、オプラは最後にこうメッセージを放って締めくくった。

「もう終わりにしよう」という意味が込められた「TIME'S UP(時間切れ) 」なのだ。

また、「TIME'S UP」は、ハリウッド女優らが中心となり被害者を支援するために設立した基金の名前でもある。今回の授賞式で、男女ともに黒い服を着るよう事前に呼びかけていた。

世界中から注目されるイベントを舞台として選び、アクションを起こした彼女たちの表情には固い決意がうかがえる。既に、ムーブメントに參加している人にもしていない人にも言えるのは、“夜明け”はすぐそこまで来ているということだろう。

Top Photo by Paul Drinkwater/NBCUniversal via Getty Images
Reference:@goldenglobes
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