メーガン・マークルとヘンリー王子の結婚が歴史的な4つのワケ。
11月27日に婚約を発表したイギリス王室のヘンリー王子と、アメリカの女優メーガン・マークル。このニュースが世の中を騒がせたのはただ「嬉しいニュース」だからというだけではない。この婚約はイギリス王室の伝統を揺るがす、まさに「歴史的」なものだったというのだ。
今回は「Elite Daily」のCaroline Burkeさんの記事から、ふたりの結婚に関して注目すべきポイントを4つ紹介しよう。
01.
イギリス王室が初めて
アメリカ人との結婚を承認
アイルランド・タイムズ紙によるとメーガンは、1937年にウィンザー公がアメリカの社交関係者だったウォリス・シンプソンと結婚した時以来、イギリス王家と結婚する初めてのアメリカ生まれの人物。しかし、ヴィンザー公の結婚時は、アメリカ人との結婚が許可されていなかったため、王位を破棄しなければならなかった。
一方今回の結婚については、この必要はなしとされているのだ。王室が過去数十年間でどれだけ変化したかがよく表れているといえそう。
02.
初の非白人ルーツ
メーガンのお母さんはアフリカ系アメリカ人、お父さんはオランダ・アイルランド系なのだそう。有色人種のルーツを持つ人間がロイヤルファミリーになるのは史上初のこと。
03.
経歴や出会いも異例中の異例
ヘンリー王子の3つ上である36歳のメーガンには実は映画プロデューサーであるトレバー・エンゲルソンとの離婚経験がある。また彼女は2011年から続くアメリカの大ヒットドラマ「SUITS」で主人公の恋の相手役もしているポピュラーな存在。
民間人との結婚・離婚も経験し、世間に馴染み深い連続ドラマのヒロインでもある人物が、歴史ある王室に迎えられついに本物のプリンセスになってしまうとは驚きだ。「友人の紹介によって」という馴れ初めも一般人からしたらよくある話だけど、伝統と格式を重んじる英国王室のでは異彩を放つエピソードなんだそう。
04.
王室がSNSをフル活用
婚約情報の第一報を英国王室が公式にTwitterで流したのも実は史上初のこと。またそのほかにも、メーガンの上記のような経歴やルーツ、国籍、離婚歴などに対して誹謗中傷が巻き起こった際に、王室は、人々にメーガンへやその家族への攻撃を止めるよう求める公開声明を出したのだ。
王室の結婚式についてはいつの時代も驚くことばかりだけれど、こういった新しい風を呼び込むような動きについて、王室がサポートをする動きが見られるのは嬉しいことでもあるのでは?
裕福な一般家庭に生まれたキャサリン妃ですら、祖先が炭鉱夫ということで「労働階級」と言われたくらい格式高いイギリス王家。
有名女優として築き上げた地位と財産、そして輝かしい美貌と学歴を兼ね備えているとはいえ、アメリカ人でしかも一般家庭出身のメーガンが今後庶民派プリンセスとしてイギリスに受け入れられていくのかは注目すべきところだろう。