セレブが「いじめ経験」をシェア。いじめられっ子に心で寄り添う。
イギリスでは9月に新年度が始まる。夏休みを終えた子どもたちが学校へ戻るこの時期に合わせて、NPO団体「AntiBullyingPro」が、いじめられっ子たちを守るためにSNSである小さなムーブメントを起こした。
「1人じゃないよ」
子ども時代の写真をシェア
「小さい頃のわたし。あなたの写真も見せて?」
「見つけた!他には誰が投稿してくれるかな?」
「誰かのせいで、君が君らしくいることを諦めちゃいけない!」
紹介したTwitter投稿は、どれも大人が自らの子ども時代の写真を探してシェアしたもの。どの写真にも#Back2Schoolというハッシュタグが付いていることはお気づきだろうか?
AntiBullyingProによると、イギリスでは新年度に合わせて約1,000万人の子どもたちが学校へ戻り、半数以上がいじめを受ける可能性があるという。子どもたちをどうにかサポートできる方法はないかと考えられて行ったということだ。
セレブも「いじめ体験」を語る
同団体のWEBサイトでは、セレブや有名人が自分達のいじめ体験をシェアしている。例えば二世セレブとして知られるホリー・ブランソンは、やんちゃだった子ども時代を振り返る。
「お転婆だった私は、同級生にいじめられました。でも、家族と先生とすぐ話すことができて止めさせることができた。もし、あなたが味方なんて誰もいないと感じたとしても、相談にのってくれる人は必ずいるはずです」
今や成功者として輝いて見える彼女の言葉は、当事者である子どもたちにきっと、勇気と驚きと共に届くだろう。今が辛かったとしてもその先には未来がある、と。
Licensed material used with permission by AntiBullyingPro