誰よりも愛されるセレブの「光と影」。
Instagramで1億2,000万人を超えるフォロワーをもつセレーナ・ゴメス。彼女の言動は、多くの人々に影響をもたらしている。
そんな彼女が自身のアカウントで、今夏に手術を受けていたことを発表した。
「ループス(全身性エリテマトーデス)を患っていた関係で、腎臓移植を受けました。自分の健康のために必要なことでした」
親友がドナーになり腎臓移植
報告の言葉と一緒に載せられたのは、病院のベッドで女性と手をつなぎ微笑み合う姿。相手は、彼女が「シスター」と呼ぶほど仲が良い、女優フランシア・レイサだった。実は彼女こそ、セレーナへの臓器提供者だ。
セレーナはフランシアへの感謝の気持ちをこう述べた。
「彼女は自分を犠牲にしてまで、私に“究極のギフト”を与えてくれました。愛しています」
「感謝の気持ち」を親友も表明
手術について、フランシアも自身のInstagramに同じ写真を添えてコメントを発表。
「本当に感謝しています。彼女の人生を守るだけでなく、私は自分の人生も変えることができたのです。今回のことは、私たちのストーリーの一部となりました」
フランシアはこれまでにも、「私が落ち込んだ時は仕事を抜け出して会いにきてくれた。いつも側にいてくれてありがとう」などと、セレーナに対する思いを打ち明けている。
優しさに秘めた強さと輝き
ループスの治療について、ゴメスは2015年に化学療法を受けていたことを公表したことがある。
それ以前には、「自分のための時間が欲しい」とツアーを中止したり、リハビリ施設に通っていたりしたことから、ゴシップ誌が「何かしらの依存症を抱えているのでは?」「元彼のジャスティン・ビーバーとの別れから立ち直れていないのでは?」と騒ぎ立てたこともあった。
この事について、彼女は「Billboard」で「化学療法を受けているのだと言ってやりたかったわ。何も知らないくせに、バカみたい」と悔しさをにじませていたことがある。
しかし、真実とかけ離れた噂が飛び交う中でも、彼女は支えてくれる人たちを愛する姿勢を貫き続けた。他のセレブと比べても、感謝の言葉とともにファンや友人と交流する姿を見せることが多い印象だ。
キャリアも順風満帆。最近では、「TIME」が選ぶ「世界を変える46人の女性」に選出。そこには、ヒラリー・クリントン、オプラ・ウィンフリー、セリーナ・ウィリアムズなど各界の著名人が名を連ねている。歴史ある雑誌にこのような形で取り上げられたことで、彼女自身もさらに輝きを増すのではないだろうか。