「足元タイル」で、世界の都市を巡る

モスクの天井装飾にエキゾチックさを感じたり、近所の銭湯でタイルの壁に囲まれてノスタルジックな気分になったり。色使いや模様の並べ方で、国や時代の特徴が出るのが「モザイクタイル」の面白いところ。

タイポグラフィデザイナーのNick Misaniさんも、そんなタイル装飾に魅力を感じているひとり。特に「旅先の足元タイル」に強く惹かれた彼は、こんなアートを生み出しました。

「足元タイル」に
街の名前を添えて

NickさんがInstagramに投稿しているのは、街の名前が添えられた「足元タイル」。実はこれ、デジタル加工して作られています。

「#fauxsaic(人工モザイク)」と名付けられたこのシリーズ。彼が旅先で見かけた歴史的デザインや、その街が持つイメージカラーを元に、タイル風のタイポグラフィを作っています。それに足元写真を合成して、さながらその場に立っているかのような仕上がりに。

リアルさを出すために、タイルの色はあえて不完全に着色しているんだそうです。

「いろんな街で出会う素晴らしいデザインを、その街の印象として表したいと思ったのがこのシリーズの始まりだよ」

たしかにタイルのデザインや字体から、何となくその街の雰囲気が伝わってくるような。

靴との組み合わせも
楽しんで

シックで落ち着いた街を歩くとき、カジュアルで色鮮やかな街を歩くとき。

街の様子に靴のデザインがマッチしているのも素敵です。

Licensed material used with permission by Nick Misani
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。