見上げていては絶対に見逃してしまう。バルセロナ「足元の芸術」22枚
サグラダ・ファミリア、カサ・ミラ、グエル公園…。思わず見上げてしまう観光名所ひしめくバルセロナで、あえて目線を足元に落としてみたら、そこにしかない特別なアートの世界が広がっていました。
「足元の風景」が
まるでアート作品のようだった
ドイツ人フォトグラファーのSebastian Erras氏が、バルセロナの街かどでレンズに収めていくのは足元の風景。と言っても、ただ地面を捉えている訳ではありません。19世紀初頭から20世紀にかけてつくられたタイル敷きのフロアが対象です。
たとえば教会、さらにはアール・ヌーボー様式からモダニズムまでが詰まったマンションで、色鮮やかな幾何学模様を写し出していきます。駆け足の観光旅行では、きっと見逃してしまうような文化的アイコンが、バルセロナ市内の至るところにあることを教えてくれます。
さて、ここまで紹介してきたモザイクやタイルの床が実際にどこで見ることができるのか?気になりますよね。そんなときには、Sebastianさんがイギリスの印刷会社と共同で製作した、こちらのマップサイトに足を伸ばしてみるといいかも。エリアごとに、撮影されたポイントや地区の歴史など、お役立ち情報が満載。
ちなみに、こちらはパリの足元
生活の中にアートを取り入れた“芸術の街”パリならではの、個性豊かな足元。タイルの一枚のサイズ感やパターン、色使い、材質など、それぞれに違いがあってお国柄がよく出ていることが分かりますね。
このほか、Sebastianさんの足元シリーズは随時更新されるInstagramでチェック!
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