「手のない僕が描き続けることで、人生に不可能なんてないことを示したい」
25年前に手を持たずに生まれてきたMariusz Kedzierskiは、「なぜ、五体満足に生まれなかったのか…」。そう、ずっと疑問に思いながら生きてきました。
自分は不幸だと思い続けていた彼でしたが、それでもペンを取り描き続ける道を歩むことに決めた時から、彼の生き方は大きく変わったのです。
才能だけじゃない
努力の道を突き進む
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104769/544463b3fd93bf2cede34f8ce05ad993bf1f017b.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104770/2da55b23e05b624967b047d38d6c4f3c02058a18.jpg)
今でこそアーティストとして活躍するMariuszですが、2008年の冬に描き始めた当時は、小さな子どものラクガキのような絵だったそうです。
でも、1日たりとも休まずに、12時間にも及ぶデッサンを続けているうちに、自分でも成長がわかるほど、みるみる上達していきました。その後、路上で肖像画を描くようになり、人々の顔だけではなく、それぞれの人生を感じるほどの腕前に。大きな障壁を乗り越えて「自信と誇り」を手に入れた彼はこう言います。
「手のない僕が描き続けることで、人生に不可能なんてないことを示したい」
一人ひとりの物語に
自分の思いを込める
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104729/4b48e6a3adcdcd6246acd609b40e46fb595cd0d8.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104727/1499acc34e6fab082805aa3872033c72ad34adde.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104730/c6a71b7660fec2c85e8234d521d412c548f52cf1.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104728/3569aad512881374499e2663dc392dc2c972335d.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104731/a52f38468979eb313a4eefa63bd1136ae995565b.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104736/4d991745ff71c021805449899fa22d8262c8f94a.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104732/0b41f4edf222e71d09f43a502a9c328d6698e23a.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104733/a31975aa7af15ca099cbe8bfcc02561282c16b6f.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104734/36145d08dab312ee7d66986a0bbfc325ffff68e6.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/104735/c3e3c3e73af3ca41ed71fe6528e514635acc76d6.jpg)
世界には多くの人間がいて、人の数だけ物語があります。長年に渡って描き続けた肖像画が、それぞれの人生の語り役を果たしているのです。
なぜ手を持たずに生まれたか、ペンを握ることで答えに辿り着いたと、Mariuszは言っています。アーティストでもあり、語り手でもある彼の絵には、何事も諦めずに強く生きていくためのメッセージが込められているのです。