乳房の切除手術をうけた女性「同じ選択をする人の背中を押したい」

2013年、女優アンジェリーナ・ジョリーが乳房の切除手術をうけたというニュースは、日本でも大きな話題となりました。手術の理由は、遺伝子検査の結果、癌を発症する確率が高いと診断されたから。

今年、同じ手術を受けた女性がいます。Lesley Murphyさん。彼女の決断には、家族の存在が大きく影響していました。

癌になった母親をみて
遺伝子検査に踏み切る

Lesleyさんが検査を受けた背景には、3年前に乳がんと診断された母親の存在がありました。治療後は元気な体を取り戻したそうですが、このことがきっかけでLesleyさんは遺伝子検査を受けることにしたのです。

結果は、将来的に乳がんを発症するリスクが高いというものでした。医者からは、年に数回検査を受ける必要があると告げられましたが、旅をすることが多い今の生活スタイルを崩したくないという強い想いから、今回の手術に至ったということです。家族は、母親の乳がんを経験していたためか、彼女の決断を全力でサポートしてくれたそう。

「同じ選択をする人の
背中を押したい」

自分がLesleyさんと同じ立場になったらどのような決断をするかはわからないし、想像することも今は難しい。けれど同じ女性として、手術した後はどのような体調や心境になるのかという点が気になりました。

そんな疑問に答えてくれた彼女のコメントがこちら。

「今は素晴らしい気分です。手術をしたところはまだ少し腫れているけれど、なんの不自由もなく過ごしているわ。新しい私としてね。過去を懐かしく思うことなんてないわ

そしてこんなメッセージも。

「私の話を聞いて、同じ決断をしようとする女性たちを勇気づけられたらいいと思うの。手術は恐いし痛いことにはかわりないけれど、それを乗り越えたら自分がどれほど強いかを感じることができるから」 

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