世界でいちばんの「犬」が決まるフォトコンテスト
毎年、「世界でいちばんの犬」を決めるフォトコンテストがある。主催するのは1873年イギリスで創設された、世界最古のケネルクラブ「The Kennel Club」。これは、犬好きの、犬好きによる、犬好きのためのベスト・オブ・ベストだ。
Dog Photographer of the Year
単にもっともカワイイ犬が選ばれるようでは、“世界最古”の名が廃るというもの。だが、そこはさすがに由緒正しきケネルクラブ。犬を愛してやまない人々ならではの視点が選定の基準。先だって発表された2017年度の各賞をチェック!
「遊ぶの大スキ!」部門
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このカテゴリーにおいてもっとも重要なことは、健康的で幸せな犬がそれぞれの人生を謳歌するように、楽しそうに遊んでいる場面。
1位に選ばれたのは、アメリカに暮らす、ソフトコーテッド・ウィートン・テリアのPetey。タイトルは『スプラシュ!』。
「老犬のノスタルジア」部門
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血統書つき、雑種ともに応募できるが、犬齢8歳以上でなければこのカテゴリに応募することはできない。スタジオでも、屋外でも、ポートレイトでもOK。
写真は雑種のKelly。タイトルは『Kellyお気に入りの場所』。
「かけがえのない相棒」部門
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人間と犬との深い結びつきを表現するのがこのカテゴリー。例えるならオーナーと愛犬のポートレイトや、散歩風景において忠誠や従順さからくる親交が見えるもの。ただし、構図のなかに人間と犬がともに写っていること。
写真は雑種のYzma。タイトル『少女たったひとりの親友』。
「ダイナミズム」部門
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活発な犬たちの躍動感ある姿を捉えた写真がこのカテゴリーに集まる。例えば獲物を狙う猟犬の俊敏さ、駈け出す際のつま先まで伸びきった様、走りっぷり、泳ぐ姿、レスキュー風景など。
写真ポインターのRita。タイトルは『活発』。
「補助犬・介助犬」部門
(慈善活動カテゴリー)
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補助犬としてプロのトレーナーからの訓練を受けた犬たちが、介助を必要とする人々の元で実際にどう貢献しているかがわかる写真であること。なお、このカテゴリーの優勝者には、ケネルクラブより副賞として500ポンドを任意の補助犬トレーニング施設へと寄付できる。
写真はグレイハウンドのMegan(Duncanさんと)。タイトルは『MeganとDuncan』。
「パピー(子犬)」部門
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応募できるのは犬齢6ヶ月未満の子犬のみ。ただし、生まれたばかりの姿でも、遊んでいるところでも、母親のお乳を吸っているところなど、シーンは不問。
写真はボクサー犬のTyson。タイトルは『超集中』。
「シェルター犬」部門
(慈善活動カテゴリー)
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今年新たに加わったのは、ドッグシェルターに預けられた犬、もしくはすでに新しい里親の元へと渡った犬たち。彼らの多くは雑種だったり、血脈が不確かなものたち。捨てられた彼らを捉えた写真は屋外で、楽しげにしているものであること。こちらも、ケネルクラブより副賞として500ポンドがシェルター団体に寄付される。
写真はブリンドルグレイハウンドのChloe。タイトルは『希望』。
「犬こそ私のすべて…」部門
(青少年カテゴリー)
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12歳から17歳の青少年カメラマンからの応募を受け付けるのがこのカテゴリー。重要なことは、いかに自分たちの生活にとって犬が欠かせない存在かを写真で示すこと。
写真はミックステリア(血統不明)のPippin。タイトルは『歓喜のジャンプ』。
「肖像犬」部門
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スタジオ、もしくは屋外で撮影されたものが望ましい。背景は極力プレーンなもので犬以外の要素が入ってはいけない。ポートレイトは頭部のみ、もしくは胴体まで入れる場合は「おすわり」あるいは「ふせ」をした状態であること。
写真はアフガンハウンドのSisley。タイトルは『ブラック・ビューティー』。
「新米フォトグラファー」部門
(11歳以下の子どもカテゴリー)
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こちらも新設されたカテゴリーで、青少年よりさらに若い11歳以下の子どもたちによる作品の部。写真のコンセプトは「なぜ犬が好きなのか、人が犬を愛する理由」がわかるもの。
写真はブラッドハウンドのMosey。タイトルは『Moseyはケーキにくびったけ』。