決して顔を見せることのない女が、「現実と夢の間」を行き来する

目覚めた時から、曖昧な記憶に変わるのが夢というもの。必死に記憶を辿ってみても、思い出せそうで思い出せない。“モヤモヤ感”が残ることってあると思います。

Patty Maherは現実と夢の狭間を生み出す写真家。彼女の作品は、どれも眠りの世界へ誘われるような浮遊感を味わえるのです。

顔を見せない「夢」の案内人

「The Liminal Field」と呼ばれるこのシリーズは、現実と幻想の境界線を混乱させることを意識して作られたそうです。女性たちが顔を隠しているのは、見る側が自己投影しやすいようにしているんだとか。

狭間の世界はどこか寂しさを感じてしまう。でも、そこで夢を忘れてしまった時の「物悲しさ」を表現しているのかもしれませんね。

Licensed material used with permission by Patty Maher
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。