自分への理解が深まる「30代の恋愛」は、ここが違う。
20代は目を肥やす時間。30代はそこでの学びをもとに自分にあった判断が下せるようになる年代。ライターSuzanne McKenzieのこのメッセージ(「Elite Daily」より)、よくわかる。彼女はこれを「恋愛に求めるもの」に置き換え、20代と30代の恋愛観の違いを示している。
「楽しければいいや」だけでは済まなくなるのが30代の恋愛。いま改めて考えてみれば、自分自身どこに変化が必要だったんだろう…。
01.
大切なことほど
付き合ってすぐ共有
今後のキャリアプランや金銭面の話、それから子供が欲しいかどうか。20代の恋愛だと若干重く感じてしまうため、こういった話題は避けて通りがち。
そこでDiscover®とマッチ・グループが共同で経済面と交際の関連性を調べたところ、独身である人のうち6割は、「過去の恋愛よりも金銭面について話し合いたい」と答えたそう。
30代に入ると、シリアスなトピックに予め触れておくことが、関係の良し悪しを見極める大事なステップとなるようです。先々の重要な事柄に関して意見が一致しないと、どの道うまくいきませんからね。
02.
自分にウソをつかなくなる
本当はまったく興味のない話でも、楽しそうに聞いてあげたり、彼の大好きなスポーツに好奇心を抱いているフリをしてみたり。過去の恋愛を振り返ると、相手が自分のために無理をしてくれたこともあったでしょう。
ですが、30代に近づくにつれ気づくのは、たわいもないウソを重ねていると、本音がバレたときに残るのは「ぎこちなさだけ」だということ。お互いが無理をする関係ではなく、いつだって本音を伝え合うことが大切だと気づくのが30代でする恋愛です。
03.
「譲れない理想」を
大事にするようになる
20代の頃だって「理想の相手」を思い描いていたはず。ただ、当時は感覚さえ合えばいい、とそのときの感情を優先し、理想たちは容易くゴミ箱へポイ…。
でもさすがに30代になると、自分に合うもの、合わないものが明確になってくるでしょう。前述のDiscover®とマッチ・グループの調査によると、よく鍛えられた体や労働倫理よりも、財政面の信用度のほうが大切、と語る女性が半数にも及んだそう。もちろん全ての項目にチェックがつく人を求めるかどうかは、あなた次第です。
04.
「素の自分」の魅力を認識できる
自信とは、じつにいろんな経験を経て、少しづつ生まれてくるもの。これは20代の様々な試練を通して学んだことでしょう。
でも30代になると、その自信も形を変えてお出ましします。その自信とは、見た目や運転する車からは芽生えず、ありのままの自分を受け入れられることから生まれるように。
そうして自分の価値を見いだせるようになると、相手にどのようにリスペクトされたいかなども自分の中で明確にになります。それさえできれば、自分を適当に扱うダメ男は選ばなくなるでしょう。
05.
「駆け引き」が不要になる
付き合いたての頃は、相手を嫉妬させたり、「重すぎ」と思われないように気持ちを抑えたり、と駆け引きばかり。ひょっとしたらゲーム感覚で恋愛を楽しむ回数のほうが、プロのスポーツ選手が試合に出る回数を上回っているかも?
30代でめっきり減ることと言えば、この駆け引きです。自分という人間がある程度確立できているから、恋愛に求めるものもよりクリアになっているもの。駆け引きなんかに頼らず、関係をうまくいかせることができるようになるわけです。そしてそうするほうが、関係も断然進めやすいのです。
06.
表層的な部分だけで
相手を判断しなくなる
20代で恋人を選ぶときに焦点を当てるクライテリア(基準)と言えば、出身校、身長や目の色など外見の要素、など表面的なことばかり。でも年を重ねると、そんなことほど関係ないことに気づくのです。そもそもふたりが上手くいくかどうかを決定づけるのは、こういった特徴ではないと気づくからでしょう。
20代とは、「どんなパートナーがいいのだろうか」と目を肥やすことができる貴重な時間。でももちろん何を優先したいかなどは、大人になるに連れ、変わっていくもの。
先ほどのDiscover®/マッチ・グループの調査によると、最近の若者も年齢が上がるに連れ、自分のクレジット・スコアを出会い系サイトで共有するようになるといいます。つまり、ほんの数年で相手に求めるものとは変わってくる、ということ。