テレビを楽しむ子どもの顔が、この世界に潜む「闇」を感じさせた。

レンタルや動画配信サービスにより、いつでも好きな番組やアニメを思う存分に楽しむことができる素晴らしい時代。一日中見ていても飽きない小さな世界に魅了され、“テレビっ子”が増えていっても仕方ない気がする。

けれど、アーティストのDonna Stevensが撮影したテレビに夢中になる子どもたちを見てから少し考えるようになった。まずは、言葉で表すよりも、写真を見れば一目瞭然といえるほど、危うさを感じてしまう「顔」をどうぞ。

すべてが「ホンモノの表情」

これらは、それぞれが好きなアニメに夢中になる姿をDonnaがこっそり撮影したもの。演技は一切ない、すべてが「リアルな顔」なのだ。

彼女はテレビを完全に否定しているワケではなく、子どもと発展し続けるテクノロジーとの関係を見つめ直すために作品を生み出したと言う。

無邪気さのカケラも感じさせない、魂が抜けてしまったような顔。暮らしを「快適」にするための技術でも、距離を考えなければ狂気になるのかもしれない。

Licensed material used with permission by Donna Stevens
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。