「オワコン」といわれる「テレビ」に、今、できること。

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

世界テレビデー

(World Television Day)

「テレビはオワコン」──。

インターネットが広く一般に普及し、メール、SNS、ゲームや動画など、その活用、利用方法が拡大していくなかで、多くの人が耳目にしたであろう、この台詞。

しかし、昨年7月に「総務省」が公開した「情報通信白書」によると、日本国内において、10代〜70代の全世代で平日のインターネット利用時間がテレビのリアルタイム視聴時間を越えたのは、じつは2021年がはじめて。つまり、こと“そのメディアを介して情報に触れている時間”という尺度では、いまだテレビはじつに多くの人の支持を受けているのです。

そして今日11月20日は、ガジェットとしてではなくメディアとしてのテレビの意義をあらためて考える「世界テレビデー(World Television Day)」。

この国際デーは、1996年、テレビを「現代社会におけるコミュニケーションとグローバリゼーションの象徴」と捉え、国連総会によって定められました。

インターネットは、その時々の欲しい情報に即座にアクセスできるという点において、非常に優れたメディアでありツールです。しかし、ときとして、そのパーソナライズ性の高さゆえ、受動的な利用方法では、得られる情報に“偏り”が生まれるという側面もあります。

情報が溢れるこの時代、多面的、多角的に物事を捉えるためには、テレビ、インターネット問わず、さまざまなメディアのネガポジを理解したうえで付き合う必要があるのかもしれません。

Top image: © iStock.com/Fedor Kozyr
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