盗撮魔に告ぐ、「これ見てさっさと女性の前から消えなさい。」
人生で辛い状況に置かれたとしても、
「なんでわたしなの(Why me)?」なんて言わないで、
「かかってきなさいよ(Try me)」って言うのよ。マイリー・サイラス
この動画を初めて見たとき、中指を立てながら上のセリフを吐いたマイリー・サイラスを思い出した。破天荒なお騒がせセレブだと言われているけれど、私は落ち込んでいたときにTwitterでこの言葉を見て、かんたんに救われたことがある。
女性は可愛いだけではダメ、戦士なのだから。と、主張するエマ・ワトソンも大好きだ。
さて、今から紹介するのは彼女たち同様、強く美しいロシアの女性Anna Dovgalyukさん。彼女は「公的活動家」を名乗るモスクワの学生で、YouTubeにアップした『盗撮魔』に対する動画がぶっ飛んでいると、世間を少しばかり騒がせている。
それがこちら。
そんなにパンツが見たいなら、
これ見てさっさと失せろ!
おおおおっ…と……!?
まさかの自らおっぴろげスタイル!
モデルとしても活躍しているAnnaさんは、こんなに美しいのにも関わらず、やると決めたら手加減ナシ。
盗撮被害に遭う女性をこれ以上増やしてたまるものかと、様々な公共の場で、とにかく自分のスカートの中身を公開しまくったのだ。下着の写真が撮りたいって衝動だけで、トラウマになりかねないような心の傷を女性につけるなんて、冗談じゃない。
そんな怒りを瞳に映して、無言でパンツを公開し続けたこの動画は、1週間で180万回以上の再生。しかしコメント欄には、ご想像通り批判の声も多かった。
たしかに、単に男性を喜ばせているだけだ、逆効果だ、という意見が多いのもわかる。本当にこの行動が、Annaさんの「盗撮行為を刑事犯罪してほしい」という思いを実現させる、近道になったのかはわからない。
けれど、彼女のこの眼差しをもう一度見てほしい。
私は絶対に許さない──。
若い女性が、こんなに人の多い場所で自らスカートの中を晒し続ける。並大抵の思いで出来ることではない。
どんな批判の声を聞いても、きっと彼女はへこたれたりしないだろう、けれど、傷つかないわけではない。それでも伝えたかったのだ。許してはいけないと思ったのだ。
その怒りと覚悟だけは、伝えられたのではないだろうか。