好きになったとき、あなたはもう、他の人のものでした。
友達か、恋人か。
白黒つけられるほど、男女関係は単純じゃない。それでもグレーな関係は、苦しいだけだと、時間がもったいないと、すぐに否定されてしまう。
そんなに、悪いことですか?
「恋人同士です」ってハッキリスッパリ言い切れる関係のほうが、キレイだなんて、別に思わない。
口に出さなくても、ただ隣にいてくれる人が、この時間を楽しく、幸せだって思えていたらいいなって、求めるよりさきに、祈ってしまうような気持ちがあったりするから。
けんぜん【健全】
( 形動 ) [文] ナリ
① 体や精神に悪いところがなく、元気なさま。 「 -な肉体」
② 状態や考え方が片寄らず普通であるさま。堅実で安心できるさま。 「 -財政」 「 -な読み物」引用:大辞林 第三版
笑える。
誰かを好きになんかなった時点で、考えは偏りまくりだし、正常じゃないし、普通が何かわからなくなる。『健全な恋愛』なんて、存在しない。
「好きだよ」って言葉は、自分への愛を求めるときではなくて
むしろ、なんにも求めてないなって、ただ、幸せでいてほしいなっておもうときに、一番、伝えたくなる言葉だったりする。
関係に名前がつけれなくても、想いのままに、そばにいたり、離れたり、すればいい。
結果的にたくさん泣いたとしても、後悔しても、他人にそれが『不幸』かどうかなんて、決められないのだから。
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