どうせ生き返るなら美しく、アップサイクルのランプ。
ただ捨てられるだけでは、自然を汚してしまうペットボトル。まわりまわって、たくさんの人の生活にも悪影響を及ぼします。
世界中で、年々ゴミの量は増え続けているようです。多くの地域では、ペットボトルをリサイクルするために必要な資源とテクノロジーが未発達だと考えられています。また、対応が遅れることで、海の美しさが保てないのが問題になっているのだとか。
そこで自然を守るためにスタートしたのが、「PET Lamp project」です。
再利用するだけでなく
意味のあるモノに変える
このプロジェクトは、デザイナーAlvaro Catalán de Ocónさんを中心に、ペットボトルをランプなどの家具にアップサイクルする取り組みです。
現在、彼らは織物技術を利用してアップサイクルした、ペットボトルランプの展示会を計画中。
そこで注目されているのが、オーストラリアの先住民であるヨルング族の“知恵”。熱帯植物の根と葉を使うヨルング族の作る織物は、色鮮やかで、らせん状の柄が特徴的です。
「PET Lamp project」は、地域色溢れる家具の制作を進めています。
世界各国で活動していく予定で、過去にコロンビアやエチオピア、さらには日本のユニークな技術を取り入れた作品の展示会を行ったそうです。
捨てられたゴミなどを、新しい素材や製品にするアップサイクル。それにとどまらず、彼らの取り組みは、伝統を知ってもらい、失われそうな技術を保存するという意味も込められているのかもしれません。
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