近い将来、「風力タービン」をアップサイクルした「スキー板」が誕生する!

スウェーデン・ストックホルムに拠点を置く電力会社「Vattenfall」が、使われなくなった風力タービンのブレードスキー板スノーボードにすると発表した。

これは同社が掲げる「2030年までにすべてのタービンブレードをリサイクルする」という取り組みの一環。

知っている人も多いだろうが、太陽光パネルと同じように風力タービンにもリサイクル問題が存在する。

そもそもタービンブレードは、ガラスやレジン、カーボン、バルサ材、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレートなどの複数の素材からできており、それらを別々にするハードルが高いため、リサイクルが非常に難しいとされてきた。

そこで「Vattenfall」がパートナーに選んだのがオランダのリサイクル技術を持つ企業「Gjenkraft」。彼らは熱分解を利用した技術を保有しており、特定の素材を取り出せ、これまでにないリサイクルが実現できるという。

今後、「Vattenfall」と「Gjenkraft」はタービンブレードをアップサイクルするパイロットプロジェクトを始めるとのこと。いったい、どんなスキー板やスノーボードができるのだろうか? 注目だ。

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