ベトナム人が泣いて喜ぶ「どん甘クッキー」

練乳といえば、「練乳がけいちごかき氷」のイメージ。日本ではどちからといえば夏場に需要がある気がしますが、ベトナムでは年中が練乳シーズン。

じつは、世界でコーヒーを最も多く製造している国の第2位がベトナム。街中で昼夜問わず、コーヒーをすすっている光景が見られますが、特有の強めのダークなコーヒーに入れるものこそ、ミルクではなく練乳!

甘いのに苦い、この強いコーヒーを「Food52」でPosie Harwoodさんがクッキーにしています。今年は夏前から、練乳が大活躍する予感がします!

コーヒー香る
あま〜いクッキー

Photo by James Ransom

ベトナムに行ったことはありませんが、旅行に行きたい気持ちはいっぱい。名物料理を食べ尽くすのを想像して、お腹をいっぱいにさせています。香ばしい匂いがするフォーや、生春巻き……。何から何までレモングラススパイスをかけて、もう幸せそのものです。

ニューヨークの都市部に住んでいるとおいしいベトナム料理が割と簡単に手に入るので、いろいろなフードに手を出しています。なかでも一番好きなのは、ベトナムアイスコーヒー(強めのコーヒーに練乳を混ぜたもの)。とくに夏にもってこいですが、年中いけます。

このコーヒーは、ダークローストの豆を挽いて、ドリップフィルターで抽出したものなので、通常より濃いのです。ホットも人気ですが、私は氷とコーヒーに、濃いめの甘い練乳をかけるのが一番好き。ダークコーヒーにクリーミーなミルクが渦を巻く光景は、コーヒー好きにはたまらない光景です…。

さらには焼き菓子を作るのが大好きなので、ベトナムアイスコーヒーにインスパイアされたレシピがあれば飛んで喜びました。たとえば、I'm Not The NannyというブログでThien-Kim Lamさんが紹介するレシピ。自己流にアレンジして愛用しています。

ざらつきがありバターたっぷりなショートブレッド風クッキーなので、もう少しざらつかせるため、私は粗めにコーヒー豆を挽きます。それからアイシングには甘い練乳を使っていますが、甘さを控えつつも味を引き出すために、バニラビーンズペーストとエスプレッソパウダーを加えています。バニラビーンズペーストを持っていなければ、バニラエッセンスでもOKです。

生地はうまく固まるので、多めに作って冷凍保存するのがお薦めです。コーヒー好きなら絶対に気に入るこのクッキーですが、コーヒー好きじゃなくても惚れ込んじゃいそうなおいしさです。

とりあえずベトナム行きが決まるまでは、このクッキーを毎週作ることにします!

〈材料(ひと束分)〉

強めに淹れたコーヒー:大さじ1、プラス余分にすこし

常温の無塩バター:約220g

粉糖:1と1/4カップ(別々に用意)

バニラエッセンス:小さじ1

塩:小さじ1/4

中力粉:2カップ

粗挽きコーヒー豆:大さじ2

(私はダークローストした豆を使用してます)

練乳:大さじ3

バニラビーンズペースト:小さじ1/2

全乳:大さじ1

エスプレッソパウダー:ひとつまみ

 

〈作り方〉

1.軽くふわふわしたクリームになるまで、バターと菓子の砂糖3/4カップを混ぜる。

2.バニラと淹れたコーヒーを入れ、よく混ぜ合わせる。

3.中力粉、塩、コーヒー豆を入れ、生地が滑らかでべたつかず、ざらつきがなくなるまでこね叩く。5分以上こね叩いてもざらざらとまとまらないならない場合、コーヒーを少し足してさらにこねる。

4.生地を約5cm幅の棒状(1または2本)にし、ラップで包む。しっかりと冷えるまで少なくとも2時間冷蔵する。

5.焼く準備ができたら、オーブンを325℃に設定。記事を薄く円形にスライスし、シートに並べたら14〜16分焼く(もしくは端は金色に焼き目がつくまで)。焼けたらオーブンから取り出して冷ます。

6.クッキーを冷ましている間に、アイシングづくり。1/2カップの砂糖に練乳とバニラビーンズペースト(あえば)、牛乳、エスプレッソパウダーを入れ混ぜ合わせる。垂らしやすいよう薄めにしたければ牛乳を追加。クッキーが冷めたら、アイシングをかける。表面全体に薄く塗り広げるものアリ。

 

Licensed material used with permission by Food52
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