悲しい理由で、NZのメタルバンドがUSツアー出演拒否に
これは、アメリカとニュージーランドのメディアが報じていた珍事件。思わぬ方向に展開しちゃいました。
アメリカで人気のインダストリアル・メタルバンドMinistryが、ニュージーランドの若手スラッシュメタルバンドAlien Weaponryを、USツアーのオープニングアクトに抜擢したんです。ところが、ツアーでまわるはずだったユタ州ソルトレイクシティにある「The Depot」という会場が、彼らの出演を拒否したとか。
一体何をしでかしたのか。理由は単なる年齢制限でした。
Alien Weaponryのメンバーは全員10代。ユタ州のアルコールに関する法律上、バーへの入場は21歳以上でないと許されていなかったんです。そこでは過去に年齢制限のないイベントも開催されていたようですが、今回は例外だったとか。ニュージーランドのメディア『NZ Herald』に掲載されています。
で、オモシロかったのはここから!
代わりの場所を近くで見つけようということで、別の会場を見つけたんですが、そのひとつがニューメキシコにあるギャラップという街だったんです。ここは、ハート・オブ・インディアン・カントリーとも言われ、ネイティブ・アメリカンの部族ナバホの準自治領「ナバホ・ネイション」でよく知られているエリア。
ちなみに、Alien Weaponryは、ニュージーランドの先住民マオリ族の言語で歌うスラッシュメタルバンドなんです。つまり、マオリmeetsナバホ。 当人たちはFacebookの公式ページで「アルバム曲ぜんぶ盛大に披露するぜ」とのコメントを投稿していてやる気マンマン。
来たる11月23日の金曜日。Too Youngな彼らがどんな演奏をするのか。またしても予測不可能な事態が起きる予感!
© Napalm Records
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