「バチェラー」「バイヤー」
「イタリア」と言えばの桃田奈々です【美容編】
婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』シーズン2に出演し、「肉食バイヤー」と紹介されていた桃田奈々です。
これまで、元来の負けず嫌いな性格と持ち前の強い好奇心でいろいろなことに挑戦し、自分の運命を切り開いてきた……と思っています。
そんな私が、自己紹介、恋愛、仕事、美容、旅というテーマで5回にわたってコラムを書かせてもらいます。
第4回は「美容編」です。
桃田奈々(ももだなな)
1991年生まれの27歳。広島県出身。Amazon Prime Videoで独占配信中の婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』シーズン2に出演。「運命」を探すため番組出演を果たすが、惜しくも途中で脱落。本業はフリーランスのバイヤーで、バッグやアクセサリーなどの買い付けのため、1年の約1/3はイタリアで過ごす。現在は、タレント・モデルとしても活動中。
イタリア人は日焼けが好き
自然の中でリラックスしながら日焼けするのが好きです。
写真は、休暇でハワイに行った時のもの。
これまでの記事でも書きましたが、私は今、1年の約1/3をイタリアで過ごす生活を送っています。そして、多くのイタリア人と触れ合うなかで、日本人とイタリア人の様々な「価値観の違い」に気づきました。
今回は、女性ならきっと気になるイタリア人の「美の価値観」について書こうと思います。
まず、イタリアにいって驚いたのが、イタリア人女性の「日焼け」に対する考え方。
日本では、真夏でも長袖を着て、日傘をさして、日焼け止めを何度も塗る「美白命」の女性も少なくありませんが、イタリア人女性は日焼けするのが大好きです。
晴れた日には自宅の庭や公園で肌を焼き、夏は何度も海へ出かけます。日除けも使わずに寝転がり、そのまま寝ちゃう人もいて、こっちが心配になっちゃうくらい(笑)
一度、イタリア人の女友だちに「なんでそんなに日焼けが好きなの?」と聞いたことがあります。すると彼女は、日焼けして真っ赤になった顔でこういうんです。「日焼けするのが最高に気持ちいいからに決まってるでしょ?」って。
だから、しみやほくろが増えることもあまり気にしていません。もしかしたら、それさえもチャームポイントくらいに捉えているのかも!
次に、体型について。
日本では、十分スリムな体型であるにもかかわらず「私、太ってるから」という女の子をときどき見かけます。でも、イタリアでは、太っていようが痩せていようが「私は私」というスタンスの人が多いんです。
それが顕著なのが洋服選びだと思います。日本では、カラダのラインを隠せるなどの理由で洋服を選ぶ人も多いと思いますが、イタリアでは、どんな体型の人でもみんな自分が着たいものを着ています。
ふくよかな体型の人でも、キャミやタンクトップを堂々と着て、お肉がはみ出ても「それくらいいいじゃない!」といった感じです。
あ!こんなこともありました。以前、顔が小さくてかわいいイタリア人の友人に「顔小さいね、うらやましい」といったことがあるんですが、彼女は首を傾げて「なんでうらやましいの?」と聞き返してきたんです。
褒めているのに逆に質問された状況が理解できず「えっ……?」と困惑していた私に、彼女は続けてこういいました「あなたはあなた、私は私。違う?」って。
私はその言葉に、日本人とは違う、イタリア人女性の強さと自信を感じました。彼女たちは、人からどう思われるかよりも、自分自身がどうありたいか、自分にとっての美とは何かを追求して、それを何よりも大事にしているんです。
メイクよりもオーガニック!
イタリアにはファッションで世界的に有名な街・ミラノもあり、イタリア人に対しておしゃれなイメージをもつ人は少なくないかもしれません。
確かに、ミラノの街では、雑誌から飛び出してきたようなすごくおしゃれな格好をした人たちを見かけることもあります。
でも、友人たちの生活を観察していると、多くのイタリア人女性たちは、メイクや洋服で外見を着飾ることよりも、身体のなかからきれいになることにより大きな関心をもっているように感じます。
その一例がオーガニック食品です。
仕事でイタリア国内を回っていて気づきましたが、オーガニックのスーパーマーケットが至るところにあるんです。普通のスーパーマーケットでも、店内に「オーガニックコーナー」が設けられているところも多くあります。そして、たくさんの人たちが好んでそこで買い物をします。
イタリアへ行く生活を送る前は、イタリア人はワインをたくさん飲んで炭水化物たっぷりのピザやパスタをたくさん食べるイメージがありましたが……今では逆。食べるものにとても気を使うイメージです。
イタリアでの生活が影響してか、私も普段から食べるものにはかなり気を使うようになりました。
外食もしますが、なるべく自炊をしたり、既製食品はあまり口にしないようにしたり。飲み物も水で済ませることがほとんどです。あと、寝る前に白湯を飲むと、次の日体調がいいことが多いので日課にしています。
また、出張が多くて睡眠不足から肌荒れすることもあるので、スキンケアには気を使っています。とくに「保湿」には。
なにか特別なことをしているわけではないですが、どこへ行っても加湿器を使ったり、お風呂上がりにフェイスオイルを塗ることを欠かさないようにしています。
あとは、「肌が乾燥しちゃった!すぐに保湿したい!」というときに、“応急処置”みたいな感じで「ニベア」を顔がテカテカになるほど塗ることもあります。この方法のおかげで、日本より乾燥するヨーロッパでも安心して過ごすことができるんです。
私なりの「落ち込み方」で回復
人に頼ることも
ここまで、イタリア人女性の美の価値観や自分なりのスキンケアについて書いてきましたが、個人的には「心の健康」が何より大事だと思っています。何をするにも心が元気じゃなきゃ楽しくないですから。
私の場合、「いつも楽しそうだね」「悩みとかなさそう」と言われることが多いのですが、私だって悩むことはあります。
ただ、すぐに立ち直るための「自分なりの落ち込み方」を実践しているんです。
まずは、悩んでいる自分の気持ちをしっかりと受け止めます。辛いことって我慢すると後々こじれちゃうこともあるけれど、最初にしっかり受け止めれば、モヤモヤした感情を少し消化することができる気がするからです。
一度オチたら次は前に進むしかないので、その後は「今の状況は永遠に続くわけじゃない」と思うようにして、前を向くようにします。
あとは、自分に自信を持つことが大事だと思うんです。
これに関しては、私も周りの人に頼っています。どういうことかというと、できるだけポジティブな意見をくれる人と一緒にいるということです。たとえば、「奈々ちゃんのそういうところイイね」と自分のいいところを伝えてくれる人とか。
もちろん、言ってもらうばかりにならないよう、相手のいいところを探して伝えることも忘れません。
仕事をしているときは、好きな人とばかり一緒にいるわけにはいきませんが、少なくともプライベートでそうしていれば、自分が落ち込んだときでも気分を上げてくれる人たちがまわりに集まって、会う度にエネルギーをもらうことができます。すると、自分の周りでポジティブなエネルギーが循環していくように感じるんです。
みなさんも試してみてください。
……さて、「美容編」はここまで。
次は、このコラムの最後になる「旅編」です。
自分で言うのもなんですが、“イタリア通”として恥じないおすすめの場所を皆さんに紹介する予定なので、ぜひ読んでください!
またすぐにお会いできるのを楽しみにしています。