「バチェラー」「バイヤー」
「イタリア」と言えばの桃田奈々です【旅編】

婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』シーズン2に出演し、「肉食バイヤー」と紹介されていた桃田奈々です。

これまで、元来の負けず嫌いな性格と持ち前の強い好奇心でいろいろなことに挑戦し、自分の運命を切り開いてきた……と思っています。

そんな私が、自己紹介、恋愛、仕事、美容、旅というテーマで5回にわたってコラムを書かせてもらいます。

第5回は「旅編」です。

桃田奈々(ももだなな)
1991年生まれの27歳。広島県出身。Amazon Prime Videoで独占配信中の婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』シーズン2に出演。「運命」を探すため番組出演を果たすが、惜しくも途中で脱落。本業はフリーランスのバイヤーで、バッグやアクセサリーなどの買い付けのため、1年の約1/3はイタリアで過ごす。現在は、タレント・モデルとしても活動中。

仕事で1年の約1/3を過ごすイタリアは、私にとってセカンドホームとも呼べる場所。

出張中、忙しい仕事の合間を縫って街中のカフェやレストランをめぐったり、テルメ(温泉)に浸かるなど、いろんな冒険をしています。

普段、イタリアで過ごすときはフィレンツェを拠点にしていますが(目をつぶりながら歩いても迷子にならない自信アリ!)、せっかくコラムを書かせてもらっているので、今回はガイドブックや旅サイトに載っている王道の観光地ではなく、私が実際に足を運んで「素敵!」と感じたオススメの街やスポットを3ヵ所ご紹介します。

01
お土産に欲しい小物がたくさん
「アレッツォ」

©2016 Nana Momoda

クリスマスシーズンにアレッツォを訪れたときの一枚。
イタリアは、何度行っても飽きることがなく思い出が増えるばかりです!

まず最初に紹介したいのは、フィレンツェから電車で約1時間のところにある「アレッツォ」という街。この街の建物や通りには中世の面影が色濃く残っていて、散歩しているだけでもワクワクしてきます。

アレッツォにいったらぜひ遊びにいってほしいのが、イタリアで最大級といわれる骨董市です。

アンティークの雑貨、洋服、アクセサリー、スプーンやフォーク、お皿やカップなどのカトラリーやキッチン用品などなど……女の子ならきっと誰もが手にとってしまうほどかわいいモノがズラっと並べられていて、ついニヤニヤしちゃいます。

それほど安くはしてくれないけど、値切ってみるのもアリ(笑)

アレッツォはイタリア出張のときによく訪れる街のひとつですが、この骨董市は毎月第一日曜日とその前日の土曜日にしか開かれないので、出張のタイミングを合わせちゃうくらい楽しみにしています。

02
カラフルな街並みがかわいい
「ブラーノ島」

©2017 Nana Momoda
©2017 Nana Momoda

次に紹介したいのは、カラフルな街並みが特徴的な「ブラーノ」というエリアです。

ここはベネチアから水上バスで40分ほどのところにある島々で、徒歩で1時間もあれば主要なスポットは廻り切れてしまうほどの大きさ。

写真の通り、赤、青、ピンクといったカラフルな家々が立ち並ぶこの島の楽しみ方は……“映える写真”を撮りながらのお散歩!

でも、もちろん、この色とりどりな家はインスタ映えのために塗られたものではなく(笑)、地元の漁師さんにとっては不可欠なものなんです。

というのも、ブラーノ一帯はときに濃い霧が立ち込めることがあり、自分の家をちゃんと見分けられるようにペンキで色を塗っているのだそうです。

また、この島の定番のお土産として人気なのが、幾何学的な模様が特徴的な編み物・ベネチアンレース。

ベネチア生まれのこのレース編みを取り入れたハンカチやテーブルクロス、洋服、傘などは、お土産のつもりで買ったのについつい自分で使いたくなっちゃうほどのかわいさです。

さらに、ブラーノの近くにある島・ムラーノの名物として知られるベネチアングラス(地元ではムラーノグラスと呼びます!)もこの島で買うことができます。私は、あの特徴的な花柄が個人的に大好きで、ピアスになっているものは自分用にも友だちへのプレゼントとしてもよく買います。

ベネチアにいく機会がある人は、数時間だけでも足を運んでみてほしい、とても素敵なスポットです。

03
ローマからの日帰り温泉
「ヴィテルボ」

知っている人も少なくないと思いますが、イタリアは火山国です。だから、日本と同じように、北から南まで、たくさんの温泉(テルメ)が湧いています。

多くの温泉都市のなかでも、私がいちばんオススメしたいのが、天然温泉で知られるヴィテルボという街です。

この街を推す理由に、まずはアクセスのよさがあります。ローマから電車で約2時間。ローマ/ヴィテルボ間の1日の運行本数は50本を超えるので、日帰りでカンタンにいくことができるんです。

そしてなにより……温泉が大好きなイタリア人からの評判もイイ!

街中には有料の温泉と無料のものが点在していて、前者はいわゆる現代的で清潔感があるスパリゾートのような佇まいですが、旅の上級者気分を味わいたいなら、後者の無料温泉がオススメです。四方を山々に囲まれたロケーションで地元の人と触れ合いながらテルメに浸かるなんて……日本の友だちへのお土産話として最高じゃありませんか?

あ!テルメは全裸での入浴が原則禁止なので、水着をもっていくのを忘れないでくださいね。

また、ヴィテルボ市内は中世の街並みがそのままになっていて、旧市街は城壁で囲まれているので、同じ古い街並みでもローマとは違う重厚感たっぷりの雰囲気を味わえます。

テルメで体をほぐしたら、街を隅々まで散策して、歩き疲れたらまた温泉に浸る──そんなローテーションが、このヴィテルボという街の私流の楽しみ方です。

全5回のコラムはこれでお終い。楽しんでいただけましたか?

第1回からずっとお伝えしたかったのは、「自分に素直に生きる」ということです。

私の生き方や見てきたことが正しいわけではないですが、自分の気持ちや心に嘘をつかず、やりたいことをやってここまで進んできたことで、今、充実した日々を送れていることは確かです。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました!また、皆さんにお会いできることを心から楽しみにしています。

桃田奈々

Top image: © Masaharu Arisaka/STUH
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