オーストラリアの公立学校で始まる「欠食」の改善策
オーストラリアのニューサウスウェールズ州は、州内の500を超える公立学校を対象に朝食を提供するサービスの開始を決定。オーストラリア最大のフードバンクと提携し、休日を除いた毎朝、朝食を届ける。
これは、経済的に貧しい家庭の子供たちを中心に広がる「欠食」を改善する取り組み。予算委は、このプロジェクトに800万ドルを投入する考え。まずは、所得の低い地域の学校から優先的にスタート。授業前に栄養価の高い食事を摂ることで、身体面や精神面の両方にポジティブな効果を生み出すことも狙いだ。
この取り組みは、2019年のいまも先進国でさえ抱える貧困の問題に食事の提供というだけでなく、各家庭が忙しい朝の時間を有効に使えるようになる点でも満足度の高いプロジェクトだろう。
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