ついにあの州でもサーカスでの野生動物使用禁止に

9月11日、カリフォルニア州で「サーカスでの野生動物の使用を禁止する法案」が35対0票にて可決された。

この法案によって、カリフォルニア州のサーカスでは、トラ、ゾウ、サルをはじめとするすべての野生動物の使用が禁止となる(飼いならされた犬、猫、馬といったペットや家畜は対象外)。

これにより野生動物を使用したサーカスの後援、実施、運営はすべて禁止され、違反すれば民事罰の対象に。

同州はハワイ、ニュージャージーに続き3番目にサーカスでの野生動物使用が禁止される州となるわけだが、サーカスで動物を鞭で脅して芸を仕込むことや、狭い檻のなかで飼育することは虐待にあたるという考えは世界中に広がりをみせている。

事実、2017年〜2018年にかけてイギリスやアイルランド、イタリアなどの国でも、サーカスでの野生動物の出演を禁止する法律が次々と可決されている状況だ。

今回、アメリカ最大の州であるカリフォルニアが「サーカスでの野生動物使用禁止」に踏み切ったというインパクトは大きく、この動きはさらに加速していきそうだ。

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