プロパフォーマーによる「普段着のサーカス」

ダンサーやバレリーナが、普段活躍しているステージの上から場所を変え、街なかに溶け込むように撮影された作品は目にすることがある。でも、ここに紹介する写真は似て非なるもの。登場する人はみな、プロのサーカスパフォーマーたち。

まるで“水を得た魚”
「Urban Circus」

フォトグラファーNorbi Whitneyによる一連の作品「Urban Circus」を紹介したBoredpandaの記事の中で、氏は自身のプロジェクトをこう振り返った。

「スパンコールの衣装に、厚塗りの化粧、きっとそれがサーカスのパフォーマーたちの印象だと思うんだ。でもね、僕らみんなはじめはストリートからパフォーマンスを始めたんだ。僕の写真で見て欲しいのは、まさに普段着の彼らさ」。

天幕の見世物小屋で、過度にきらびやかな衣装を着て、オーバーリアクションで笑顔をつくる。そんな非日常空間で人並み外れた演技を見せつけられると、どこか“キワモノ”感をつねに抱いてしまっていた。

けれど、こうしてストリートの場に降りてきた彼らのパフォーマンスを改めて見れば、スポットライトの下で見る以上の躍動感をそこに見い出すことだってできるはず。もとより、彼らの多くは、路上で腕を磨いてきたストリートパフォーマーなんだから。

じつを言えば、Whitney自身も15年以上、サーカスの第一線で活躍してきた現役プロパフォーマーだ。2012年より、現役のパフォーマーたちを街に連れ出し撮影を続けている。

Reference:Boredpanda
Licensed material used with permission by Norbi Whitney, (Facebook), (Instagram)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。