世界各地の壁を「作品」に変えるストリートアーティスト

1990年代から、パリのグラフィティシーンで活躍してきた、ストリートアーティストJulien “Seth” Malland氏。無機質な建造物の壁一面をカラフルに染め上げていく独特の作風は、「少年少女」がモチーフです。

世界の子どもたちを描いた
巨大壁面グラフィティ

虹色の壁の中をのぞき込む少年。壁を押し広げて空を見上げる少女。その作品のほとんどにおいて、子どもたちの見つめる先は壁の中にあります。

一連の作品は、世界を旅して周りながら各国の街並みや風土にインスパイアされたイメージを作品化した「globepainting」プロジェクトからのもの。既存の建物や周囲の環境を捉えて、その土地に暮らす子どもたちの印象を描いていきました。ときには、スクラップになった車を用いて。

虹色の壁にとけ込む子どもたち

これまでに、インド、中国、ベトナム、インドネシア、メキシコ、イタリアなどを周り、地元アーティストと共同して作品を作り上げてきたそうです。2014年には、ハワイ・オアフ島のアートフェス「POW! WOW!」に参加。カカアコ地区の一角に作品を残しています。もしかしたら、どこかで見かけているかもしれませんね。

Licensed material used with permission by Julien Seth
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。