「生理」の絵文字が「iPhone」に登場した理由

10月下旬、米「Apple」は「iOS13.2」のリリースを発表。iPhone11シリーズにおけるカメラ機能のアップデートなど、いくつかの新機能が登場した。

アップデートにともない、新たに398種類の「絵文字」が追加。そのなかに、女性の月経を表す「一滴の血」が加わり話題となっているのだが、じつはこの絵文字の誕生には、こんな理由が存在する──。

ことの発端は2017年。子どもの権利を推進する国際NGO「プラン・インターナショナル」が、すべての女性たちが月経について話しやすくなるような絵文字の追加を求めるキャンペーンをスタート。

以来、そのデザインについて約5万4000人以上からの投票を集め、文字コードにおける国際基準の策定などをおこなう非営利団体「ユニコード協会」に働きかけたというストーリー。

最終的に、月経だけでなく出血やケガなども表すことができるという汎用性といった側面から「一滴の血」が採用されたというわけだ。

ほかにも、カップルそれぞれの肌の色を選択できるなど「多様性」に着目した絵文字が追加されている。

旧iOSのままのiPhoneユーザーは、これを機にアップデートしてみてはいかがだろうか。

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