夏はやっぱり中華だね 編

ないよ、具が……！これってもはや、おうちで作る超手抜きなインスタントラーメンじゃないですか。麺の縮れ具合とか、スープの透明度にはすごくこだわりを感じるのに、いかんせん具がない。そこに尊い不完全さを感じたので紹介しちゃいます。具がない具がないって文句ばっかり言っちゃいましたが……見てください、スープ中で鎮座する麺（の、複雑な絡まり）！ここって、麺を全部おなじ方向に流しちゃうとか、ある種「省略」できちゃうところだと思うんですよ。あれ、よく見るとちゃんと湯気まで立ってる。なんかやっぱり、憎めないですね。

うわー！もっちもち！食べてないけど、もっちもち！……え、ていうかこの餃子、焼く前ですかね？ ……焼く前だ。なんで焼く前。これだけ食品の絵文字のバリエーションもあって、ましてや餃子の絵文字の駆り出され頻度ってたぶんとっても高いはず、なのになんで焼く前。ま、いいや！この絵文字のどこに感動したかっていうと、皮の色なんですよ。安直にいってしまえば、きっとこの皮、もっと白い色になっていたはず。だけどちゃんと、生成り色！そして餡が入っているところも、ナイス “こんもり”！ あと、包むの上手くないですか？

問題作。正直いって、もっと「必要な」絵文字っていっぱいある。中華料理でいえば、たとえば「シュウマイ」とか「チャーハン」とか「肉まん」とか。デザートだったら「杏仁豆腐」とかね。なのに、何なんですか？フォーチュンクッキーって。この世の人たちどれくらいの頻度で食べてるんですか？うん、問題作。だけど、どうしてこれが絵文字ラインナップに選ばれたの？っていう強い違和感を与えるパワーは、ほかの数百種類のどんな絵文字にも負けてない。そういうとこが、やっぱり好きです。