アメリカ大手小売「Target」の水着キャンペーンに、鱗のような皮膚をもつモデルが登場

アメリカの大手ディスカウント百貨店「Target」より、2020年スイムウェアキャンペーン広告がお目見え。

“Being you always fits.”をコンセプトに掲げる「Target」。最新ヴィジュアルには、さまざまな個性を身に纏ったモデルたちが登場。多様性に満ち溢れ、等身大の美しさが漂う。

©Target
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そのなかでもひときわ存在感を放つモデルがJeyźa Gary。

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皮膚の表面が硬くなり剥がれ落ちる「魚鱗癬」という先天性の皮膚病をもつ彼女。自分のような見た目のモデルがいなかったので、なら自分がと、モデルの道を選んだそうだ。プラスサイズモデルの起用はスタンダードとなりつつあるが、皮膚に疾患をもつ人たちにとっては彼女のようなモデルの登場は心強いだろう。

アメリカでは4人に1人がJeyźaのように皮膚の病気をもつ。残念なことに、生まれ持った“見た目”に対する偏見差別の問題がまだまだあるのが現実だ。これは日本も例外ではない。

体型人種障がい宗教ジェンダー病気などなど。異なるバックグラウンドを受け入れる多様性に富んだ社会にするために──。「Target」のような大手企業がこういった取り組みを積極的におこなうことにこそ意義や意味があるといえる。

なお、2020年春夏コレクションだけで180アイテムが登場予定。14.99ドル(約1634円)からと、手を伸ばしやすい価格も心憎い。

Top image: © Target
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。