リモートワークで起こる「ビデオチャット」疲れとは?

この自粛期間中、オンラインでミーティングをする機会が増えて「なんとなく対面の時より疲れるな」と感じている人もいるのでは?

じつはそれ「ビデオチャット疲れ」かもしれない。

『National Geographic』の記事によると、その疲れは単なる不慣れからくるものではなく“人間のある特徴”が原因で起きているという。

元来人間は、会話をする際に言葉だけではなく表情やボディランゲージなどの非言語情報から相手の反応を分析しているという。これは社会的動物である人間の特性であり、多くの人がほとんど無意識的におこなっている。

しかし、ビデオチャットとなると、視覚的情報が極めて少なくなるため、言語情報に持続的な集中が必要となる。すると、非言語情報の取得に長けている人ほど、大きな疲労感を覚えるとのこと。

さらに、チャット画面が複数となると、その集中を全方向に向ける必要があるため、脳はまるで料理をしながら本を読んでいるかのようなマルチタスク状態になっているのだとか。

一方で、大勢の人が一度に話すことにストレスを覚えるような自閉症の人にとっては、複数人が一度に話せないビデオチャットは、話す人が明確になることから、対面のミーティングよりストレスが少ないという。

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