【夢占い】落ちる夢の意味は？シチュエーション別に解説

落ちる夢と言うと、あまりいい印象を持たないかもしれません。実際の生活でも、登った木から落ちたり、踏み台から落ちたりするのはよくない出来事のひとつ。では落ちる夢にはどんな意味があるのでしょうか。落ちた人物別、どこから落ちたのか、どこへ落ちたのか、そして落ちそうになって目が覚めたのか、それとも落ちてしまってから目覚めたのかなどに分けて夢を読み解いていきましょう。

落ちる夢は、基本的にいい意味を持たず、一時的な運気の低下を暗示することがほとんど。また精神的に不安定な若い時代に見ることが多い夢で、不安感や自信のなさを意味しています。仕事がうまくかないかもしれない、恋する相手に愛されないのではないかなどといった不安や自信のなさが夢にあらわれたと考えてください。

さらに健康に対する不安を意味することもあります。年齢が上がるほど不安感は大きく、実際に健康を損なうことも多いでしょう。

夢の中で落ちたのは誰だったか思い出してください。自分の場合もあれば、恋人や友人のこともあるでしょう。それによって夢が意味することにも違いがあるので、しっかり思い出すことが大切です。

自分が落ちる夢は、自分の能力に自信がないことをあらわしています。そのため仕事や人付き合い、恋愛、あるいは日常生活で不安を抱いたり、失敗することを恐れたりしているのでしょう。積極的に行動することができなくらいにメンタルが追い詰められている状況をあらわした夢なのです。落ちていくときの感覚が恐ろしければ恐ろしいほど、自信がなく、不安感も大きいをあらわしています。また健康状態が悪化していくことを伝えている場合もあります。この夢を見たら、食生活や生活習慣などを見直すいいチャンスと受け止めましょう。

恋人を失うことを恐れているときに、恋人が落ちる夢を見ることがあるようです。とくに恋人が落ちて悲しんでいたり恐怖におののいているようだったら、恋愛喪失の不安感が大きいことを伝えています。しかし、不安があるからこそ、これまで以上に恋人を大切にし、優しく接することになるでしょう。結果的にはふたりの関係性が深まっていくこともになるのです。

反対に、恋人が落ちても何も感じない、あるいはスッキリした感覚があったなどの場合には、相手に対する愛が薄れていることを伝えています。恋人の存在を疎ましく思い、関係を終わりにしたいことを望んでいるのかもしれません。夢見の状況にあわせて夢を解釈してください。

家族が落ちる夢は、その家族との関係によって夢が意味することが違ってきます。とてもいい関係で、いつも一緒にいたいくらいの家族愛があるのなら、その家族を失うことを恐れる気持ちがあらわれた夢。そうではなく、関係性がよくない家族が落ちる場合には、あなたが相手の存在を否定的に見ている証し。

また家族の身に何かのトラブルが起きることを心配している場合にも、こんな夢を見ることがあるようです。

あなたが見た家族が落ちる夢は上記のどれにあてはまるのか、自分の気持ちをチェックしてみるといいでしょう。

友人が落ちる夢は、友人から何らかの疑いを持たれているのではないか、友情が途切れてしまうのではないかなどといった不安があるときに見るもの。不安なままにしておくと本当に友情は消えていってしまいかねません。あなたの方から積極的に誘ったり声をかけるなどして友情キープの努力をしてくださいね。

また友人と関係を終わりにしたいときにも、この夢を見ることがあります。夢の中で友人が落ちるのを見ながらも平気でいたら、その可能性が強いでしょう。

夢にあらわれる子どもは、あなた自身のピュアな部分の象徴。つまり、あなたの分身なのです。その子どもが落ちる夢は、あなたの中に潜む不安があらわれたもの。ですから「自分が落ちる夢」と同じ意味合いなのです。仕事や人付き合いなどで失敗したくない、痛い思いをしたくないという気持ちが大きく広がっているのでしょう。そのためメンタルは不安定になり、ちょっとしたことでビクビクしているはず。少し肩の力を抜いたほうがよさそうですね。

知らない人が同性だった場合、その人はあなた自身の象徴。ですから自分が落ちる夢と同じく、自信がなくなり、不安におちいっていることをあらわしています。

落ちたのが異性だった場合、その人は知らない人であっても、恋人やパートナーの代役として夢に登場しています。知らない異性が落ちる夢は、相手を失うことを恐れる気持ちがあらわれたものと考えていいでしょう。ただしその人が落ちることにある種の爽快感を持っていたようなら、恋人やパートナーとの関係を断ち切りたいというあなたの思いが反映された夢と言うことができます、

あなたが見た落ちる夢は、どこから落ちたのでしょうか。橋から、崖から、階段からなどシチュエーションごとにそれぞれ意味があります。また、どこに向かって落ちたのでしょうか。穴、暗いところなど、こちらにもまたそれぞれの暗示するものがあるのです。場所別に夢が何を意味しているかを解説していきましょう。

あなたは理想を高く掲げすぎてはいないでしょうか。高いところから落ちる夢は、挫折してしまうことの予兆です。身の丈にあった目標設定をし直す必要がありそうですね。また自分の実力や魅力に自信を持てなかったり、将来に対して心配ばかりを感じていたり、今まで築いてきた業績を失うかもしれないという不安があるなどの場合にも、この夢を見る可能性があります。いずれにしても不安材料をとりのぞくために自分に力をつける努力を忘れないようにしてください。

夢の中に登場したビルは、上昇志向のあらわれ。特にそのビルが近代的なオフィスビルだったら、成功や目的達成を象徴しています。また落ちる夢は、不安感や自信のなさのあらわれ。ですからビルから落ちる夢は、あなたが願うようなサクセスをつかみとる自信を失い、不安を抱えていることを伝えている夢なのです。とくに仕事面でのマイナス感情をあらわす場合が多いよう。また実際に仕事でつまずいてしまう可能性もあります。気力を振り絞って再度チャレンジすることを促す夢と言えるでしょう。

屋上の夢は、将来への見通しがきき、展望が広がっていくことを暗示しています。また落ちる夢は、自信喪失、不安感の証し。というわけで、屋上から落ちる夢は、未来に対する夢や希望を失うことを示しています。自身の実力に自信をなくしているのでしょう。もう一度、自分の力を洗い出し、身の丈にあったことを考えるようにしたいもの。

また屋上が暗かったり見晴らしがよくなかった場合は、夢や希望、理想を実現するチャンスを逃してしまうことの暗示です。

夢の中にあらわれた飛行機は、自由や野心、冒険心の象徴。気持ちが前向きでチャレンジ精神が旺盛な状態をあらわしますが、その飛行機から落ちる夢は、そのチャレンジが失敗してしまうことを暗示しています。何かに挑戦しようとしているのなら、今はその時ではありません。プランは先延ばしにしたほうがいいでしょう。あるいはプランそのものを変更することも視野にいれたほうがいいかもしれませんね。

夢に登場する橋は、過去と未来、原因と結果など“つなぐもの”の象徴。言ってみれば人生の転機を意味します。そんな橋を無事に渡り切れた夢ならば、あなたには幸運な転機が訪れるでしょうが、橋から落ちる夢を見たら注意が必要。人生が暗転することを伝えているのです。仕事で失敗するのかもしれないし、恋人やパートナーとの別れが待ち構えているのかもしれません。それがどのような暗転であれ、あなたの人生に与える影響はかなりのもの。覚悟を固めておいてください。

崖の夢は、崖っぷちに立たされるなどという言葉もある通り、まさに後がない切羽詰まった状態を示しています。また落ちる夢は自信喪失、不安感などを暗示。そこから崖かる落ちる夢は、ぎりぎりまで追い詰めれていて、これから運気が低下し、周囲に大きな変化があることを伝えています。心身ともにかなり厳しい状況です。いざ大変なことが起きてから慌てないよう、今から心の準備をしておいてください。とはいえ、これから訪れる苦境を乗り越えれば、新しい世界が待っていることもあらわしているのが、この夢。むやみに心配せず、未知の日々を楽しみに待つのが正解でしょう。

夢の中の木は、あなた自身の象徴。イキイキとした木なら、心身共に健康なことの証しです。ところが、その木から落ちる夢は、何らかのアクシデントに見舞われる暗示。今、あなたが取り組んでくることが行き詰り、プランの見直しを迫られるようなことがあるかもしれません。また、軌道修正しなくてはならない事態におちいりそうだという不安感が、この夢を見させる場合もあります。いずれにしても運気は低下していくことを告げる夢です。それなりの準備をしておきたいもの。

夢に出てくる階段は、一歩一歩と努力を続けていることの象徴。また落ちる夢は不安感のあらわれであり、自信喪失を意味します。ですから階段から落ちる夢は、今、とりかかっていること、あるいは目標にしていることなどで失敗したり挫折することを告げているのです。たとえば仕事や学業、趣味など、あなたが力を入れて取り組んでいることや、人間関係の調整などでつまずく可能性がありそうです。しかし、見方を変えれば仕切り直して、再スタートするチャンスが訪れることを伝えているとも言えます。恐れずにチャレンジしてみましょう。

天国は魂の安らぎの場。そこから夢にあらわれた天国は、心のよりどころや、安心感をあらわすと考えられます。ところがその天国から落ちる夢は、安らぎから一転、心を脅かされるような出来事が起きることを告げています。いわば運気の急降下です。今までうまくいっていたことが急転直下、事態が悪化していくことになりかねません。十分な注意をするとともに、しっかりと心構えをしておきたいものです。

夢にあらわれる地面は、私たちの生活基盤を暗示するもの。経済状況だったり健康状態だったりするわけですが、その地面に落ちる夢は、あなたの生活が何らかの理由で脅かされることを伝えています。経済的な苦境におちいるのかもしれません。あるいは体調が悪化する可能性もあります。何であれ苦しい状況が待ち受けていることを告げているのが、この夢です。できるだけの手を打っておいたほうがいいでしょう。

人生の大きな変化を意味するのが、穴の夢。特にバッドハプニングを意味することが多く、まさに人生の落とし穴を暗示する夢なのです。その穴に落ちる夢は、対人関係に困難が訪れることの予兆。信頼していた人に裏切られたり、冷たい態度をとられるなどといったことがあるかもしれません。

けれど落ちた穴の中で元気だったら、困難を乗り越えてより良い関係を築き直せるでしょう。反対に、穴の中でぐったりしていたなら、困難をクリアすることは難しい様子。やり直しを図る苦労よりも、別の人との関係に期待をしたほうがよさそうです。

夢の中の暗闇は、心に潜む不安な恐怖の象徴。そして落ちる夢もまた不安のあらわれであり、自信喪失の暗示です。そこから、暗いところへ落ちる夢は、不安感がどんどん膨らんでいき、どれほど頑張っても問題は解決しないことを伝えています。それほどに問題は根が深くというわけです。

とくに強い恐怖を感じた場合には、ストレスや喪失を知らせる危険信号。早めに何らかの手を打たなくてはいけません。ただし、夢の中で暗さや落ちることに恐怖や恐ろしさを感じていなかったら、新しい出会いやチャンスの到来が迫っていることを伝える吉夢となります。

海や川、プールなどに落ちる夢は、トラブルに巻き込まれる前触れであることが多いもの。原因はあなたが油断していることや我慢しすぎていること。気を引き締めて日々を送ったほうがいいでしょう。とくに水は金銭を暗示することから、金銭的トラブルに注意してください。お金の管理には慎重にならなくてはいけません。

また海に落ちる夢は、海が潜在意識をあらわすところから、心の奥底にまで目を向ける必要があることを物語っています。本当は何がしたいのか、どうなりたいのかをじっくり考えてみましょう。とくに夜の海や暗い海に落ちる夢は、寂しさ、孤独、絶望などを意味しますから、そう簡単には立ち上がれないダメージを食らう可能性があることを覚えておいてくださいね。

さらにプールに落ちる夢は、とりわけ人間関係にトラブルが訪れることの予兆。

落ちる夢とは言っても、どんな状態のときに目が覚めたかで、夢が伝えることが変わってきます。落ちそうになってハッとして目が覚めたのか、それとも落ちている真っ最中に目覚めたのか、あるいは落ちてしまってから目が覚めたのかの3つのパターンで夢解きをしていきましょう。

落ちる前、つまり落ちそうになったところで目が覚めた場合は、運気の低下やトラブルの予兆でありながら、未然に防ぐことができるでしょう。たとえば落ちる夢は健康運の低下を暗示する場合がありますが、すんでのところで体調を崩すさずにすむのです。人間関係なども、決裂寸前のところまではいくかもしれませんが、ギリギリのところでトラブルを回避することができるでしょう。同じ落ちる夢とはいえ、あまり心配する必要はないでしょう。

落ちている途中というのは、しまった！という思いと、落ちていく恐怖、、落ちた後どうなるかわからないという怯えとで、最も不安感が強いと言えます。あなた中に巣食った恐れは頂点に達し、そのために現実世界でもゴタゴタに巻き込まれてしまうでしょうし、その渦中にいても何をどうしていいかわからない状態になってしまうことが考えられます。右往左往しているだけでは事態は改善しません。こんなときこそ心を強く持つようにしたいものです。

落ちる夢は基本的に運気ダウンの予兆であり、不運の訪れを告げるもの。落ちてしまってから目が覚めたのなら、トラブルに見舞われること、そのダメージは相当なものであることは確定的です。あなたもとには不運がやってくるとはっきりと意識しなくてはいけません。ただし心を固め、運気ダウンに対応する様々な準備をしておけば、トラブルは最小限に食い止めることができるはず。くれぐれも気を抜かないようにしてください。

落ちる夢は、不安感が見させるものであり、基本的に夢主であるあなたの心のから自信が失われていることをあらわしています。夢の状況次第では吉夢に転じることもありますが、たいがいの場合は悪いことが起きる不吉な予兆です。けれど、いたずらに怯えず、対策をしっかり講じれば乗り越えられないものではありません。どうか冷静に対処し、安定と安心の日々を送れるように夢占いを役立ててくださいね。