米「HBO Max」が人種差別的描写から『風と共に去りぬ』を一時配信停止

米の動画配信サービス「HBO Max」が『風と共に去りぬ』の配信を一時停止したと発表した。

これは、人種差別への抗議行動が相次ぐなかで『ロサンゼルス・タイムズ』に掲載された、『それでも夜は明ける』の脚本家であるジョン・リドリー氏による論説を受けての対応とみられる。

『風と共に去りぬ』は、南部戦争時代のアメリカ南部が舞台のラブロマンス。不朽の名作として讃えられる一方で、1940年の公開当初より“人種差別的”との批判もしばしば叫ばれていた。

「HBO Max」の広報担当者は、米メディアの取材に対し「たしかに人種差別的な描写はあり、これらは当時も今も間違っている」とコメント。しかし、偏見が存在した事実を有耶無耶にするのもまた間違っているとのことで、時代背景や人種差別的な表現への解説を付け加えて再配信する旨を表明している。

ちなみに、現在、日本ではYouTubeとGoogle Playで視聴が可能となっている。

Top image: © Silver Screen Collection/Getty Images
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